子供用のおすすめ縄跳び6選!選び方のポイントと調節の仕方 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

「日本なわとび競技連盟」がおすすめする子供用縄跳び

日本なわとび競技連盟とはどんな団体?

日本なわとび競技連盟も日本ロープスキッピング連盟と同様、競技としての縄跳びの普及に努める団体です。こちらの団体の特徴は、年齢に応じて誰でも縄跳びを楽しめるようにルールが作られていること。回数や技の見た目で競うのではなく、技を体系化して段階に応じて得点を付け、検定を行っています。また跳ぶ際にはジャンピングパネルを使用し、膝などに負担をかけずに高度な技に挑戦できる工夫をしています。

日本なわとび競技連盟の公認ロープは、asicsから商品化されています。子供におすすめの商品を2点ご紹介しましょう。

日本なわとび競技連盟の公認ロープ

■クリアートビナワジュニア

親指のポジションを適切な位置に誘導するグリップ形状、サイズは子供の握りやすいジュニアサイズです。縄の回転を支えるパーツ・回転子は、優れた回転性と耐久性を追及。寒い時期でもクセがつきにくい素材を採用しており、冬の体育でもよれない操作しやすいロープです。

クリアートビナワジュニア(asics)

■速トビプラス

「カーブ回転子」という特別な回転子を採用。安定した速い回転が求められる二重跳びに、特におすすめのロープです。

速トビプラス(asics)

参考
特定非営利活動法人JNF日本なわとび競技連盟
日本なわとび競技連盟公認!asicsの縄跳び特集!|KAUMO

縄跳びの調節の仕方と保管法

ロープを扱いやすく跳びやすい状態に保つためには、適切な長さ調節と保管が欠かせません。再び「なわとびレッスン.com」に戻り、長さ調節の仕方、保管の方法を学んでいきましょう。

子供に適した縄跳びの長さ

縄の長さは、身長・上達段階・跳ぶ人のクセによって調節します。おおむね上達するほど縄の長さを短くしていくと捉えればいいのだそう。成長段階別のおすすめの長さは、次の通りです。

■保育園・幼稚園~小学校1年生:初めて縄跳びをする子供

この時期の子供には、縄を短めに調節します。身長で合わせるなら、身長に30cmを加えた程度がちょうどいいとのこと。縄跳びを覚え始めのころは、縄を肩から大きく回します。そのため、縄が長すぎるとたるんで頭にぶつかったり、縄を1回転させるごとに2回ジャンプで跳び越したりしてしまうのだそうです。

■小学校1~3年生

前跳びができるようになった小学校低学年の子供には、少しだけ縄を長くします。身長プラス55cm程度、もしくは、両足で縄跳びを踏み、ひじが90度に曲がる場所が適切な長さだということです。低学年になると、肩から大きく回すスタイルから、手首でコンパクトに回せるようになってきます。その分、長さを伸ばすことが必要になるのです。

■小学校3年生~

二重跳びに挑戦するようになったら、少しずつ短くしていきます。二重跳びのように素早く縄を回す技の時は、ロープが短い方が回転の効率を良くします。短くする際は、グリップ近くに結び目を作って徐々に短くし、短いロープに慣れていくことがポイントです。慣れたら結び目を解きロープをカットすることを繰り返しましょう。頭の上とロープの間に、こぶし3つ分の隙間ができるくらいまで短くできたら十分です。

参考
縄跳びの長さはこう決めよう。上手に縄跳びをするための長さの決め方とは?|なわとびレッスン.com

正しい長さ調節の仕方

長さを調節する際には、跳んでいる間にロープがねじれないような方法を取らなければなりません。誤った調節方法の代表例は、次のようなものです。

  1. グリップの中に余った縄を押し込む
  2. グリップの中に玉結びを作って留める
  3. グリップの末端から余ったロープをはみ出させている

1や2の方法で長さを調節すると、回転子の動きを妨げてしまい、跳びながらロープがねじれる原因となります。3の場合はロープがねじれることはありませんが、回すだけではみ出たロープが腕にぶつかることに。いずれも跳びづらく、上達を妨げてしまいます。

長さを調節したら、余分のロープはカットするのが鉄則とのこと。ロープは上達するに従って短くなっていきます。カットしたとしても、小学校低学年で使っていた同じロープを高学年でも使うことができるのです。

参考
縄跳びの余りは押し込まないで!間違った長さの調整が上達を妨げます|なわとびレッスン.com

保管する際はロープにクセがつかないように

ロープは結んで保管するよう指導されることが多いですが、これはおすすめできない方法なのだとか。ビニール製のロープは、結ぶとクセがついてしまいます。ビニール製のロープは、真っすぐ伸ばした状態で保管するのがベストです。

真っすぐの状態で保管することが難しい場合や持ち運びの際は、ロープを丸めて保管するのがおすすめだそうです。結ぶよりもクセが付きにくく、コンパクトに保管することができます。

すでにクセが付いてしまったビニールロープは、お湯で温めて直しましょう。40~45℃ぐらいの温度で5~10分ぐらい温めた後、水分をふき取って真っすぐ伸ばした状態でしばらく置くと、たいていのクセは直るとのことです。

参考
縄跳びを結んで保管してはダメ?上達を妨げない正しい保管方法とは?|なわとびレッスン.com

まとめ

ロープの選び方で、縄跳びの上達具合も大きく違ってきます。気持ち良くスムーズに跳べるロープなら、楽しさもモチベーションも高まることでしょう。ロープのコンディションを保つメンテナンスや保管方法も忘れずに。子供がやる気を持って縄跳びに取り組めるよう、ロープの選び方からバックアップしてあげてください。

参考
一般社団法人日本なわとびアカデミー
日本ロープスキッピング連盟(JRSF)
特定非営利活動法人JNF日本なわとび競技連盟
なわとびレッスン.com|一般社団法人日本なわとびアカデミー
とびなわ|asics
日本なわとび競技連盟公認!asicsの縄跳び特集!|KAUMO

この記事をかいた人

菊池とおこ

北海道大学文学部行動科学科卒。行政系広告代理店、医薬系広告代理店、地方自治体の結婚支援事業担当などを経て独立、ライターに。女性のライフイベントと生き方、働き方、ジェンダー教育などが主な関心分野。大学院進学を視野に入れて地元大学のゼミ(ジェンダー・スタディ)に参加中。趣味は音楽、中学より本格的に合唱を始め、現在も合唱団に所属。ネコのおかあさん。子供と接する時は、自由人の叔父ポジション。