勉強が嫌い
勉強のことで怒られた経験や、頑張っても成績が伸びないという経験があると勉強を嫌いになってしまう場合があります。
また、勉強が分かっている子供でも、勉強が嫌いな場合があります。その理由の多くは、勉強した内容が将来何の役に立つのか分からないからです。どちらの理由でも、勉強することで成長を感じることができたり、勉強が社会や将来とつながっていることを伝えることで、子供は変わっていくものです。
部活や習い事で疲れている
小学校までと中学校で大きく違うのは、部活動です。運動部、文化部に限らず、部活動では体力や集中力を精いっぱい使います。
そのため、家に帰って夕食を食べて、お風呂に入ってたら、一気に疲れが出てくるのです。この場合は、勉強する時間をどこで確保して、習慣かするかがポイント。疲れ切っている状態で勉強しても効率の良い学習はできないので、無理をしいるのは逆効果でしょう。
勉強よりも楽しいことがある
中学生になると、自分のスマートフォンやタブレットを持っている比率は一気に高くなります。NTTドコモの調査機関モバイル社会研究所によると、2018年の時点で、中学生のスマホ所持率は63%に上ります。小学5、6年生の段階では18%なので、飛躍的に高くなっていることが分かります。
また、子供がスマホを使いすぎてしまう理由として、65%のスマホ利用者が「楽しくてやめられないため」を挙げています。さらに、33%は「友達付き合いのため」を挙げています。
このように、勉強よりも楽しいことや優先したいことが中学生には多くあるのです。LINEやInstagramなどのSNSを通して、いつでも気軽に連絡を取り合えるので、勉強をしようとしてもなかなか集中できない現状もあるようです。
参考
中学生のスマホ・ケータイ所有率は65%、そのほとんどはスマートフォン|モバイル社会研究所
小中学生のスマホ・ケータイの使い過ぎを心配する保護者は約9割|モバイル社会研究所
親に反抗している
思春期になると、自立心が芽生えて、親や大人へ反抗したいという気持ちが強くなります。一般的に反抗期と言われるものですが、反抗期は大人の矛盾や理不尽さを感じることや、体と心の成長のギャップが原因で起こります。
そのため、返事やあいさつをしなくなったり、暴言を吐いたり、服装や生活習慣が乱れたりします。その一環で、勉強もしなくなることがあります。
ただし、反抗期は誰にでもあるわけではありません。反抗期がない子もいますし、その度合いも異なります。