絶対音感でも音痴になることがあるの?音痴の種類の見分け方とは - cocoiro(ココイロ) - Page 3

運動性音痴

発声はできている?

発生や声域、ブレスの仕方など、歌うための体の動きが上手にできないタイプの音痴のことを、一般に「運動性音痴」と言います。絶対音感の子供の音痴はこちらに当てはまります。運動性音痴を解消するためには、歌い方をトレーニングするべきです。

最初に確認したいのは発声です。歌うことに自信がなく、小さい声で歌っていると、狙った音を正確に出せないことがあります。音楽的な正しさや美しさは大切ですが、楽しく歌えなければ自信はつきません。まずは大きな声で、のびのびと歌えるようにしてあげましょう。

人間には、それぞれ歌いやすい音高と、歌いにくい音高があります。大人に比べて体の小さい子供は、出せる音程の幅が狭いことが多いため、まずは音程の幅が狭い曲から練習していきましょう。

ある程度大きな声で歌えるようになったら、腹式呼吸などの呼吸法やブレスの取り方などについても勉強していくといいでしょう。

リズムは取れている?

音高が正しくても、リズムが乱れていると音痴に感じることがあります。特に拍(リズム)が細かい楽曲では、リズムがずれていると聴いている側にとってはかなり気になります。

リズムが正しく取れているかどうかは、メトロノームで確認するのが一番です。安価なものを買ってもいいですし、スマートフォンアプリも無料でダウンロードできるものがあります。

拍の細かい楽曲でも、4分から始めて、8分、16分と細かくしていくと、どこでリズムがずれているのか確認できます。リズムが取れていない場合も、録音をして後から聴き比べてみると、子供にもできていないところが分かりやすくなります。

テンポの速い楽曲は、そのままのテンポで練習しているとなかなかリズムが取れないこともあります。伴奏の再生速度を落として練習するといいでしょう。

感覚性音痴・運動性音痴のどちらにも当てはまることですが、子供の歌うスキルが上達するには以下の4つのポイントが重要だそうです。

  • 聴取力や声の能力のある健康な身体の状態
  • 正確な歌唱の良いモデルとの出会い
  • 正確な歌唱を経験させ励ますような効果的な教育
  • 歌唱のために十分な音楽的社会的環境

(引用元:音痴と歌唱の発達に関する一考察 | 広島大学, p26

子供の能力や頑張りだけでなく、健康であること・良いお手本や環境に恵まれることも重要です。子供がのびのびと音楽を楽しめる環境作りができるよう、サポートしてあげると良いでしょう。

まとめ

絶対音感でも「音痴」とみなされることがある理由や、音痴対策のトレーニング方法についてご紹介しました。家庭でできるトレーニングもありますが、プロにレッスンしてもらうのもいい方法です。子供にやる気があるようでしたら、そちらの方法も検討してみてください。

参考
大学生の歌唱における「音痴」意識―2000年と2013年の比較を中心として― | 宮城教育大学機関リポジトリ
聴覚と音痴 | 音声言語医学
音痴克服コース – 音痴を治す方法がわかる、カラオケが楽しくなる | ATOボーカルスクール
絶対音感を巡る誤解 | 日本音響学会誌
音楽学生における絶対音感と相対音感の国際比較 研究成果報告書 | 科研費
絶対音感なのに音痴な人の意外な理由とは!?2つの音痴パターンと解決策も紹介! | ミュージックプラネットブログ

この記事をかいた人

akahoshitomoka

piggiesagogoクロシェター・ライター。 オリジナルの編み物作品の作り方を販売しながらライターもしています。守備範囲はハンドメイドから不動産まで。三浦半島が好きです。