家庭でできる偏食の改善方法
ここからは、家庭で実践できる子供の偏食への改善方法についてご紹介していきます。
調理の仕方、盛り付けを工夫する
家庭でできる子供の偏食への改善方法の1つ目は、調理の仕方や盛り付けを工夫するということです。調理の仕方や盛り付けなどといった家庭でできる少しの工夫で、子供の偏食は格段に改善されていきます。
好きな料理と嫌いな食材を組み合わせる
子供の好きな料理と嫌いな食材を、組み合わせて調理していきます。子供の好きな料理に、嫌いな食材を組み合わせてると子供は、嫌いな食材をそのまま食べるよりも食べやすく、食材への抵抗が減ります。気付けば、嫌いな食材も食べられるようになったことも多いようです。
例えば、子供の好きなハンバーグに嫌いな野菜を細かく刻んで入れる、子供の好きなグラタンに嫌いな魚や肉を入れるなど、好きな料理に分からないように嫌いな食材を入れていくことが大事。子供の目には、嫌いな食材が直接入らず、食べやすくなり、偏食に効果的だと言えるでしょう。
参考
服部幸應(2018年6月)『服部幸應の食育読本』シーアンドアール研究社
成田崇信 (2018年3月)『新装版 管理栄養士パパの親子の食育BOOK 』内外出版社
子供と一緒に調理をする
子供が大人と一緒に調理をしてみることで、嫌いな食材や料理も、「自分が作ったのだから、食べてみよう」「食べて見ると意外とおいしく感じた」など、不思議と食べられるようになるということがよくあります。また、子供に調理をさせることは、子供の「できた」という達成感や自信にもつながっていきます。
子供に調理をさせることにまだまだ不安を感じるという人は、卵の殻や玉ねぎの皮などをむいてもらう、野菜を洗ってもらうなど、簡単なことから子供に任せることも大事。無理のない範囲で、子供と一緒に楽しみながら、偏食を治していくことがおすすめです。
参考
服部幸應(2018年6月)『服部幸應の食育読本』シーアンドアール研究社
成田崇信 (2018年3月)『新装版 管理栄養士パパの親子の食育BOOK 』内外出版社
盛り付けを工夫して子供を喜ばせる
盛り付けを工夫し、子供を喜ばせましょう。人参のオレンジやブロッコリーの緑を組み合わせて色彩を工夫する、ソースやケチャップで絵を書いてみる、ハートや星などの型抜き器を使い、野菜をかわいく型取るなど、盛り付けに少しの工夫をするといいでしょう。子供の好奇心が広がれば、食事が格段に楽しくなります。
盛り付けから食事を楽しむことで、自然と嫌いな食材にも挑戦する意欲が湧いて食べられるようになることも多いでしょう。盛り付けの工夫から子供の偏食を治していくのは効果的です。
参考
服部幸應(2018年6月)『服部幸應の食育読本』シーアンドアール研究社
成田崇信 (2018年3月)『新装版 管理栄養士パパの親子の食育BOOK 』内外出版社