かけっこで速く走るために気をつけたい動き
姿勢に続いては、かけっこを速く走るために特に気をつけたい動作について解説していきます。
大きなストライドで走る
かけっこで速く走りたいと思うと「体を速く動かす」ことに注視しすぎるあまり、「大きく体を動かす」ことを忘れてしまいます。大きなストライド(歩幅)で走るよう、心がけましょう。
「足の回転数(ピッチ)×歩幅(ストライド)」によって、人が走るスピードが決まると言われています。したがって、すぐに足を速く動かすことができない人は、大きな歩幅で走るようにすれば、これまでよりも速く走れる可能性が出てきます。
運動会まで期間がないときなどは、「足を大きく動かしてごらん」「歩幅を大きくするんだよ」など、足を大きく動かせるように声をかけてあげてください。
「よーい」の姿勢で前に出す足は決めておく
何気ないことですが、かけっこのスタートの際に、子供はどちらの足を前にしてスタート位置についているでしょうか。手に「利き手」があるように、ほとんどの人には「利き足」があるるものです。利き足が前に出ていれば、最初の1歩目を強く踏み出すことができます。
利き足を調べるには、両足をそろえて真っすぐ立ち、そのまま体をゆっくりと前に倒していきます。すると転倒を防ぐために、左右どちらかの足が自然と前に出るはずです。出た足の反対足が、スタート時の軸足となります。軸足を前にした状態でスタートするようにしましょう。
つま先で地面を押すようにする
子供は足を動かす際、もしかしたら足の底全体を使って地面を蹴っているかもしれません。しかし効率良く走るためには、足の裏全体を使って一生懸命走っても速くはなりません。足の前側、特につま先や指の付け根のあたりで地面を押すようにして走りましょう。
参考
今すぐ子供に教えておきたい!足が速くなる3つの方法とは?|range united