海外メディアの反響
最後に、海外メディアは新しい元号をどのように報じたのかをご紹介します。
CNNは令和を「調和」を意味する元号と紹介する一方で、「和」は「昭和」から取られた可能性もあり、内閣の右翼的思考の表れではないかというコメントも紹介されていました。
これは「和」が持つ漢字の意味よりも、同じ「和」という文字を持つ「昭和」の時代に起こった戦争の歴史が連想された結果、当時の思想の再来を危惧したようです。
参考
Reiwa’: Japan announces dawn of a new era | CNN
次に、mail.onlineでは「令和」について、善や美しいを示す「令」と、調和や平和を表す「和」を組み合わせた元号であると紹介していました。
最後に、New York Timesの記事をご紹介します。New York Timesでは、「令和」を「秩序と平和」や「喜びと調和」、「明るい兆しと調和」といった意味を持つ元号であると、ポジティブな表現で報道。このように天皇がご存命のうちに長い期間をかけて新元号を検討するのは異例であるとも伝えていました。
参考
New Japanese Imperial Er*a ‘Reiwa’ Takes Name From Ancient Poetry | The New York Times
このように、ご紹介した記事の中では、一部、ナショナリズムの思考があるのではと指摘するコメントはあったものの、おおむね、新しい元号の意味をポジティブに伝えていました。
まとめ
今回は「令和」に寄せられたさまざまな評価をご紹介しました。新しい元号に対しては批判的な意見も肯定的な意見もありましたが、いずれにせよ「令和」が良い時代になるよう願いたいものです。
参考
【産経FNN合同世論調査】令和「良い」87%、内閣支持率5・2ポイント上 | 産経新聞