共同性を育むアプローチ
教師や保護者とともに学ぶことで、さまざまな思いや考えをもつ人たちと、同じ目標に向かって協力し合う力を養います。
ドキュメンテーション
子供の活動風景や討論の様子を教師が事細かに記録していく取り組みです。カメラやビデオカメラなどあらゆる撮影機器やメモを使って、子供の活動をさまざまな角度から写し取り、大切な情報として残します。子供が自らの活動を客観的に見ることは次の学びへとつながるばかりでなく、ともに活動したもの同士が、思い出を共有する機会にもなります。
これらの記録はその後、パネルに作り変えられ、目立つ場所に提示されるので、それを見た子供によって新たな取り組みにつながる場合もあります。また、この記録は教師にとっての研究資料になるほか、保護者に子供たちの活動の様子を伝えるための最適な資料にもなります。
子供と教師と保護者の関係性
子供を個人として扱い意思を尊重する教育理念に従い、教師や保護者が子供を先導するのではなく対等な関係をもち、学びの共同体となることを目的にしています。
まとめ:子供の感性を広げよう
レッジョ・エミリア教育ではさまざまなアプローチを使って子供の感性を広げていますが、どれもコミュニケーションを必要とし、そこから次のステップにつながっています。子供の感性を大事にするレッジョ・エミリア教育を実践している学校は、未就学児を対象にしたものが多いですが日本にもあります。興味を持った方はぜひ子供と一緒に見学に行ってみましょう。