コッペリアの原作・背景について

「最後のロマンティック・バレエ」
『コッペリア』は「最後のロマンティック・バレエ」と呼ばれることがあります。「ロマンティック・バレエ」とはロマン主義の時代に流行したバレエのことで、主に19世紀のパリで発展しました。
現代のバレエはその後にロシアで発展したものの影響を受けています。「3大バレエ」と呼ばれる『白鳥の湖』『眠れる森の美女』『くるみ割り人形』はこの時代のロシアの作品です。そのため、ロマンティック・バレエはダンスの様式や演出などに少し異なった部分があります。
参考
ロマンティック・バレエ(ろまんてぃっくばれえ)とは|コトバンク
ロマンティック・バレエの優美に関する試論 -身体技法から視覚の快楽へ|稲田奈緒美|早稲田大学リポジトリ
原作はホフマンの『砂男』
『コッペリア』はE.T.A.ホフマンの小説『砂男』を原作にしています。この小説は主人公の男性が子供のころからの恐怖にとらわれてだんだんと心を病んでいくという物語です。
主人公の生活や心が崩壊していくという経過が手紙という形で表現されることが中心になっている物語ですが、ストーリーの中に主人公が自動人形に恋をするという部分があります。そこの部分を取り出して1つの物語に仕立てたのが『コッペリア』です。
コッペリアを鑑賞したい!
バリエーションなどで部分的になじみはあっても、全幕を通して鑑賞する機会は意外と少ない『コッペリア』。鑑賞方法を探してみました。
2019年内の公演情報はなし
バレエのポータルサイト「バレエサーチ」で検索したところ、2019年は国内での公演予定はなさそうです。ただ、たまにテレビなどで全幕が放送されることがあるようなので、定期的に情報を検索してみると良さそうです。
参考
配信サービスで観られる公演も
定額配信サービスで観ることができる公演もあります。演出が一般的なものと少々異なるようですが、アマゾンプライムビデオ「Amazon.co.jp: Patrice Bart, Coppélia – Dorothée Gilbert, José Martinez, Mathias Heymann – Opéra de Parisを観る|Prime Video」でパリ国立オペラの公演を観ることができます。
また、楽曲のみも配信サービスで聴けるものがあるので、『コッペリア』の全体像をおおよそで理解したいときは役に立ちそうです。
参考
Amazon Music – ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 & ヘルベルト・フォン・カラヤンのバレエ組曲《コッペリア》|Amazon.co.jp
まとめ
人形をモチーフにしているため、コミカルな動きが多く楽しめる作品『コッペリア』。ぜひソロだけでなく、ストーリー全体を楽しんでみてください。
参考
バレエ『コッペリア』のあらすじや特徴をバレエ経験者が解説!|Dews (デュース)
コッペリア/イングリッシュ・ナショナル・バレエ 2017/NBS公演一覧|NBS日本舞台芸術振興会