バレエ音楽の芸術作品としての始まりは19世紀!有名作品解説 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

『眠れる森の美女』

(参照元:(出典:(The Sleeping Beauty – White Cat and Puss-in-Boots pas de deux (The Royal Ballet) | YouTube

グリム童話から作られた『眠れる森の美女』が初演されたのは1890年。『白鳥の湖』から10年以上の時間が経っています。『白鳥の湖』の評判があまりに悪かったため、チャイコフスキーが立ち直ってもう一度バレエに挑戦するまでに時間がかかったと言われています。

この全曲はディズニーの同名映画でも使われているため、耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。どのシーンでどの曲が使われているのか、バレエと映画を見比べてみるのも面白いかもしれません。

『くるみ割り人形』

(参照元:(出典:Tchaikovsky – The Nutcracker, Ballet in two acts | Mariinsky Theatre (HD 1080p) | YouTube :

『くるみ割り人形』も童話をもとにした作品です。絵本などで親しんでいる人も多いのではないでしょうか。チャイコフスキーが作曲した3つのバレエ音楽のうちの最後の作品ですが、こちらも初演時の評判はあまり良くなかったようです。

バレエ音楽を聴いてみよう

踊りのために作られた音楽ではありますが、単体での完成度も高い19世紀のバレエ音楽。隙間時間に音楽だけでも聴いてみると、バレエへの親しみが増すかもしれません。

Spotifyのプレイリストなどを利用すれば、有名な楽曲から聴いていくことができます。

まとめ

現代の私たちには、バレエ音楽というと非常に高尚なもので、とっつきにくく感じることもあります。しかし、チャイコフスキーほどの大作曲家でも初演当時は受け入れられず落ち込んだ、というエピソードを知ると親しみが湧いてくるのではないでしょうか。

バレエ音楽は芸術作品ですが、目で見て、耳で聴いて楽しむために作られたものです。ぜひ気軽な気持ちで親しんでください。

参考

バレエ | Wikipedia
バレエ音楽 | Wikipedia
連載:第15回 ブルグミュラーとバレエ音楽(1) みんなのブルグミュラー | ピティナ・ピアノホームページ
(124) 《白鳥の湖》がうけなかった理由 | 聖光学院管弦楽団
(125) バレエ音楽史を変えたチャイコフスキー | 聖光学院管弦楽団
眠れる森の美女 | Wikipedia
くるみ割り人形 | Wikipedia
バレエ音楽の歴史や、チャイコフスキーとロシアバレエ隆盛の関係について調べたい。 | レファレンス協同データベース

この記事をかいた人

akahoshitomoka

piggiesagogoクロシェター・ライター。 オリジナルの編み物作品の作り方を販売しながらライターもしています。守備範囲はハンドメイドから不動産まで。三浦半島が好きです。