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夏になると、学校での水泳授業や休日のレジャーなど、子供がプールを利用する機会が増えます。プールで一番心配なのは、活動中の事故。体温や身体機能に大きな影響を与える水温や気温にも気を付けたいもの。どの程度を目安にしたらいいのでしょうか? リスクを回避して安全に楽しくプールを利用するにはどうすればいいのでしょうか? 水泳や運動時のガイドラインなどをもとに、注意点をまとめました。
プール使用に適した水温の基準はどのくらい?
プールではどのくらいの水温が適温として推奨されているのでしょうか。
学校プールでの水温の目安は23℃以上
文部科学省は、学校体育実技指導資料『水泳指導の手引』で、水泳指導中の安全管理について、子供の健康状態、実技指導中の安全対策、施設や設備の安全管理の3つの観点から、注意すべき事項をまとめています。
手引に示されている水温管理の目安は、次の通りです。
低学年や初心者ほど水温に敏感で、一般的に22℃未満ではあまり学習効果は期待できません。そのため、水温は23℃以上であることが望ましく、上級者や高学年であっても22℃以上の水温が適当といえます。
(引用元:文部科学省(平成26年3月)学校体育実技指導資料第4集『水泳指導の手引(三訂版)』)第4章 水泳指導と安全, 第3節 施設・設備の安全管理,P139)
おおよその目安としては、23℃以上が適温と把握しておけばいいでしょう。ただしこの水温はあくまで目安であり、気温や日照などの気候状況、子供の健康状態や体力、学年や学習内容などを総合的に考慮して、プール使用の可否を判断することが求められています。
競技用プールでは25~28℃が決まり
では、競技用のプールではどうなのでしょうか。公益財団法人日本水泳連盟の規定する『プール公認規則』によると、各競技におけるプールの水温は、次のように決められています。
・競泳プール:25~28℃(第32条) ・飛び込みプール:26℃以上(第60条) ・水球プール:25℃以上27℃以下(第98条) ・アーティスティックスイミング(※)競技プール:27℃±1℃(第105条) ※2017年、国際水泳連盟(FINA)の総会決定により、シンクロナイズドスイミングより改称 |
パフォーマンスを最適化する競技用のプールでは、学校教育で考えられている適温の目安よりも、高めの水温が推奨されるようです。
参考
公益財団法人日本水泳連盟『プール公認規則』(2018.4.1施行)
15℃以下の水温では1~2時間で意識不明になってしまう
適温の目安は掴めてきましたが、どのくらいの低水温から危険が生じてくるのでしょうか。アメリカ沿岸警備隊(United States Coast Guard)が発表している、水温と生存可能性の関係を示した表を見てみましょう。
(参照元:Hypothermia kills: These tips can save your life|OFFICIAL BLOG OF THE 9TH COAST GUARD DISTRICT)
華氏(°F)32度でおよそ摂氏0℃、華氏(°F)50度で摂氏10℃程度です。
意識不明に至る時間が2時間を切るのは、水温が10~15℃(51~60°F)のラインです。この場合、生存が見込める時間は1~6時間ほど。体のコンディションや水温以外の気候などにも左右されるため一概には言えませんが、20~25℃(71~80°F)の水温でも、2時間で意識不明となる場合もあるようです。低水温の影響は、軽視しない方がよさそうです。