日焼け止めを希望する理由
日焼け止めを希望する理由としては、紫外線の皮膚に対する影響が考えられます。また、フロンガスの影響によるオゾン層の破壊で、紫外線量が増えていることも、日焼け止めの重要性を高めています。
紫外線の皮膚に対するダメージ
紫外線が発見されたのは19世紀末で、それまで日焼け止めは存在していませんでした。しかし、紫外線の研究が進むと、人体への影響が分かるようになり、紫外線対策をする必要があることが分かってきました。
日本の化粧品メーカーでは、資生堂がいち早く紫外線に注目し、1923年に日焼け止め「ウビオリン」を発売しています。現在では日焼け止めに限らず紫外線対策は一般的なことになっています。
紫外線を浴びすぎると、日焼けを起こす以外にも、紫外線角膜炎や免疫機能の低下にもなります。また、慢性的に紫外線を浴びすぎるとシワやシミの原因になったり、良性腫瘍や前がん症、皮膚がんのリスクが高まります。さらに、皮膚以外では白内障になる可能性もあります。
参考
歴代の製品とともにプレイバック!資生堂の紫外線研究100年の歴史|資生堂
紫外線量の増加
地球温暖化が言われるようになって久しいですが、フロンガスにより世界規模では大気圏のオゾン層が少なくなっているのは一般的な事実になっています。いままでは、オゾン層があったので地表まで届かなかった紫外線が、地表まで届くようになっており、紫外線の量は昔に比べると増えています。
(参照元:オゾン全量の経年変化|気象庁)
気象庁が発表している国内の紫外線の経年変化に関する資料によると、緩やかに増加傾向にあります。
(参照元:紫外線の経年変化|気象庁)
日中の外出を控えた方がいいUVインデックス8以上の日数も、10年間でつくばで13日、那覇で8日、札幌で7日増えています。これらのことからも、紫外線量が増加していることが分かります。