なぜ中学や高校で学級崩壊?起こる原因と親ができる対処法 ( 2 )

中学や高校で学級崩壊が起きる原因は?

学級崩壊 中学生

では、中学校や高校ではなぜ学級崩壊が起きるのでしょうか。その原因について解説していきます。

他者への規範意識が低い子が多い

雑誌「教育心理学研究」に2016年に掲載された研究調査「学級の荒れと規範意識および他者の規範意識の認知の関係」によると、学級崩壊しているクラスの子供たちは「他者への規範意識が低い子が多かった」という結果が出ています。

他者への規範意識とは、「自分はルールや決まりを守る意識が低い」という認識がなく、「自分以外のクラスのみんなは、ルールや決まりを守る意識が低い」と、自分以外のクラスの友人たちがルールや決まりを守っていないと思い込む傾向が強いということです。

学級崩壊しているクラスの子供は、自分のせいでクラスが良くない状態になっている、と考えるのではなく、みんながルールや決まりを守らないからクラスがめちゃくちゃになっている、と考えることが多いようです。

このように悪い出来事を「自分のせいかも」と自分の責任だと考えられず、「他責」にしてしまうタイプの子供はに教員や親が指導をしても受け入れにくいため、なかなか改善されないようです。

参考

「荒れるクラス荒れないクラス」鍵は保護者だった|PRESIDENT Online

親の言動が子供を「他責的な傾向」にさせる

なぜ子供たちは自分の言動ではなく、他人の言動に学級崩壊の原因があるという意識に陥ってしまうのでしょうか。普段の家庭内での何気ない親の言動などが、子供を他責的な傾向にさせてしまうこともあるようです。

テレビを見ながら、出てくる人物や起きているニュースに対して、親が言葉をオブラートに包まず批判、もしくは否定したり、あるいは子供がいる前で「あの先生はダメね」「○○くんは悪い子よね」などと教員や友人の悪口を言っている場合は、とても危険です。子供はこのような親の言動を見て、「自分以外の他人が悪いんだ」という発想を知らず知らずのうちに身につけてしまいます。

参考

学級の荒れと規範意識および他者の規範意識の認知の関係|教育心理学研究

「荒れるクラス荒れないクラス」鍵は保護者だった|PRESIDENT Online