1歳児の夜泣きに効果的な対処法
普段の生活からできる対処法
生活リズムを整える
生活リズムが狂っていることが夜泣きの原因だと感じる場合は、日々の生活の中で生活リズムを整えるようにしましょう。
生活リズムを整えるには、
- 起床時間・就寝時間を一定にする
- 眠る1時間前には部屋を暗くする
- 入浴は就寝時間の1時間前までにし、温めのお風呂に入れる
- 食事の時間を一定にする
といった方法が有効です。
これらの方法で自律神経が整えられ、質の良い睡眠が取りやすくなり、夜泣きが減ると言われています。
また、「日中は体をしっかりと動かす」ことも大切です。子供が自分でたくさん遊ぶ以外にも、ベビーマッサージやベビーカーでのお散歩などでも効果があります。
子供が眠る部屋の室内環境を見直す
子供は大人よりも眠りが浅いので、少しの刺激でも起きてしまいます。子供が眠る部屋に眠りを妨げる要素がないか、一度室内環境を見直してみるといいでしょう。
- 眠る部屋の室温が適温か
- うるさくないか
- テレビの音や光などの眠りを妨げてしまう刺激がないか
以上のことを見直してみるといいでしょう。
また、子供が眠るときに着るパジャマが合っているかも気にしてみるといいでしょう。暑すぎる、寒すぎる、着心地が悪いなど、子供に適していない部分があればパジャマを変えてあげるようにしましょう。
夜泣きをしたときにできる対処法
抱っこをする
抱っこをされると子供は安心するので、夜泣きが収まり気持ち良く眠りに入れることがあります。抱っこといっても、抱き方はさまざまです。
- 大人の胸の上に子供をうつ伏せで寝かせる「カンガルー抱っこ」
- 赤ちゃんを抱っこして上下に揺らす「スクワット抱っこ」
- スリングなどを使った「横抱き」
など、いろいろな種類があります。子供が好むように抱いてあげると効果的です。
卒乳・断乳をする
夜中の授乳を続けていると、おっぱいをほしがり、夜中に泣き出す子供はたくさんいます。1歳のころは、離乳食でたくさんの栄養が取れるようになるころです。食事で十分に栄養が取れているのであれば、夜だけでも断乳をするか、卒乳するかを検討してみるといいでしょう。
授乳をやめると数日間は夜泣きが激しくなることがありますが、慣れると落ち着くことが多いようです。
一度目を覚まさせる
夜泣きが始まったら一度電気をつけて目を覚まさせる、という方法も効果的です。ベランダに出る、近所を散歩する、という方法もいいでしょう。
少し遊んだり、外の空気を吸うと気持ちが落ち着き、ほっとして再び眠り始める子供も多いようです。
ただし、一度起きてしまうとなかなか寝付かない、という場合は、ほかの方法を検討した方がいいかもしれません。
子供が落ち着く音を聞かせる
子供は、お腹の中にいたときの音に近いとされる音を聞くと落ち着くことがあります。子供が落ち着くといわれる音は、テレビの放送終了後に流れる砂嵐の「ザ―」という音、ビニール袋をくしゃくしゃにする音、換気扇の回る音などが代表的です。
子供によって好みはさまざまなので、いろいろな音を試してみるといいでしょう。
子供が興味を抱くものを見せる
夜泣きで起きてしまったら、その子が好きなおもちゃで遊ばせる、鏡を使って自分の顔を見せるなど、子供が興味を抱くものを見せるのも効果があります。
興味があるものを見ることで機嫌が良くなり、落ち着いて眠り始めることが多いようです。
眠る前にできる対処法
寝る30分前のイチャイチャタイムを作る
疲れやストレスが原因の夜泣きには、眠る前にしっかりとスキンシップを取り、心を落ち着かせてあげるといいでしょう。寝る30分前から部屋の明かりを落とし、子供とスキンシップを取る時間を作るようにしましょう。
絵本を読んだり、授乳をしたり、話せるようならおしゃべりの時間にしてもいいでしょう。親としっかりとスキンシップを取ることで安心し、夜泣きが軽減することが多いようです。