夜泣きはいつからいつまで?子供の睡眠の特徴と母親のストレス対策

子育てで最も大変なことの一つに、赤ちゃんの夜泣きがあります。連夜、まともに寝られない日が続くと疲労困ぱいし、妊娠時に楽しみにしていたはずの子育てが辛くなってしまいます。残念ながら、赤ちゃんの夜泣きを止める特効薬はありません。しかし、赤ちゃんの睡眠パターンと夜泣きの特徴を正しく理解すれば、赤ちゃんの夜泣きに落ち着いて向き合えるでしょう。赤ちゃんの夜泣きにどう対処すればいいのでしょうか? お母さんのストレス対策とともにお伝えします。

赤ちゃんの睡眠の特徴と夜泣きの時期

アメリカの研究で、脳波を使って赤ちゃんの睡眠を調べたデータがあります。下の図で、線が一番下にあるときは、赤ちゃんが起きているときを表しています。線が一番上にあるときはレム睡眠(浅い眠り)の状態で、線が中央にあるときはノンレム睡眠(深い睡眠)の状態にあります。

(参照元:赤ちゃんはどうして夜泣きするの?|すくコムNHKエデュケーショナル
(出典:Louis,J., et al., Sleep. 1997 May;20(5):323-33.)

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠をセットとし、大人は1セット90分のサイクルを一晩に4~5回繰り返して目覚めます。それに対し、赤ちゃんの睡眠サイクルは40~50分で、短い睡眠を何度も繰り返していることが見て取れます。新生児は1日のほとんどを寝て過ごしていますが、眠りは浅く、レム睡眠が睡眠時間の50%を占めています。成長とともに睡眠サイクルが長くなり、レム睡眠の割合が小さくなります。3~4歳児で睡眠サイクルは60~80分になり、5歳でようやく大人と同じサイクルになります。したがって、睡眠が発達過程にある4歳以下の子供が、夜中に目を覚ますのは自然なことなのです。

新生児~生後3ヶ月まで

睡眠のパターンと夜泣きの特徴

生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜に関係なく寝ます。1回で寝る時間もばらばらです。基本的には、おっぱいやミルクが終わるたびに寝てしまい、3~4時間後に起きてまたおっぱいをほしがります。2ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、体内時計が未熟で昼夜の区別がついていないため、夜に泣いても「夜泣き」とは言いません。それでも、赤ちゃんが夜に泣いて困るのは同じことでしょう。

赤ちゃんの泣く原因と対策

  • 環境に慣れていない

お母さんのお腹の中で10ヶ月過ごした赤ちゃんは、外の世界にまだ慣れていません。したがって、ほんの少しの音や光、湿度や温度、肌に当たるものなどの刺激に敏感です。赤ちゃんが良質な睡眠が取れるよう、快適に寝られる環境を整えてあげてください。

  • 欲求を訴えている

赤ちゃんは泣くことで自分の欲求を訴えています。泣いたら構ってもらえて安心します。おむつを交換してあげたり、おっぱいやミルクをあげたり、抱っこしてあげたりしましょう。この時期の赤ちゃんは、欲求が満たされればたいてい、すぐまた寝つきます。

  • 消化不良

長い時間激しく泣く場合は、消化不良でお腹にガスがたまっている可能性があります。授乳後は赤ちゃんをお母さんの肩にのせ、しっかりとげっぷをさせてあげましょう。ミルクを飲んでいる場合は、空気をたくさん飲みこんでしまっている可能性もあります。哺乳瓶のちくびを代えてみましょう。

生後4~6ヶ月ごろ

睡眠のパターンと夜泣きの特徴

生後3ヶ月ごろから、徐々に昼間に起きている時間が長くなります。生後4~6ヶ月では睡眠時間が合計13~14時間ほどになります。昼寝を朝・昼・夕に3回して、夜にまとめて寝るようになります。

生活リズムを整えるために朝決まった時間にカーテンを開けて起こしましょう。おむつを替え、着替えをして顔をふき、すっきりとさせてあげましょう。お散歩に出かけ朝日を浴びると、体内時計が次第に整っていきます。寝返りができるようになると活動量が増えます。昼間にしっかりと運動をさせてあげ、暗くなったら明かりを落として静かに過ごしましょう。

夜泣きの原因と対策

早い子はこのころから夜泣きが始まります。この月齢の赤ちゃんは、まだ夜中に授乳が必要で泣いていることもあります。まずはおっぱいをあげて様子を見ましょう。それでも泣きやまない場合は、他に原因があるのかもしれません。

  • 生活リズムが整っていない

赤ちゃんの体内時計は未熟です。生活リズムができ始めたと思っても、何かをきっかけに昼夜が逆転してしまうことがあります。朝は7時くらいまでには起こし、朝日を浴びると体内時計をリセットできます。夜は強い光や刺激を避けましょう。保護者が遅くまで起きている場合は、赤ちゃんを別室に寝かすなど、ゆっくり寝られる環境を整えましょう。