おすすめ理由②:ピアノの恩恵は大人になってからも続く
子供時代が終わり大人になって、たとえピアノをやめたとしても、その恩恵は受けられます。
音楽と関係のある仕事をプレイヤー以外にも
せっかくピアノを習ってもプロの演奏家になれなかったら意味がない、というわけではありません。たとえば、音楽に関係のある仕事は、演奏に携わらなくてもたくさんあります。ピアノを通じた音楽の経験や素養、知識は、これらの仕事でも大きく役立ちます。
音楽制作に関わる仕事
・楽器メーカー ・オーディオ機材メーカー ・ソフトウェア開発会社 ・アーティストマネジメント事務所 ・オーディオメーカー ・レコードレーベル ・レコーディングスタジオ ・映像制作・デザイン会社 など |
音楽の流通に関わる仕事
・広告会社 ・小売り業(書籍・CD/DVD) ・ネット配信 ・メディア ・ITエンジニア ・音楽プレーヤーメーカー ・通信サービス企業 など |
音楽イベントに関わる仕事
・コンサートプロデューサー ・舞台監督 ・音響 ・照明 ・美術デザイナー など |
プレイヤーを支える仕事
・音楽講師 ・ボイストレーナー ・楽器製作 ・ピアノ調律師 ・管楽器リペアマン など |
参考
業界研究大図鑑 音楽|マイナビ2020
“音楽”を仕事にしたい人に―音楽業界での働き方|13歳のハローワーク公式サイト
仕事にしなくても音楽の楽しみは日常の中にあふれている
仕事にしなかったとしても、身の回りには音楽があふれています。ここで、総務省の「平成28年社会生活基本調査」の生活行動に関する結果を確かめます。同調査では文化・芸術活動に関する主な趣味・娯楽として人々が何に取り組んでいるのか調べました。
趣味や娯楽として行う人が多いのは、「映画館以外での映画鑑賞」「映画館以外での映画鑑賞」「CD・スマートフォンなどによる音楽鑑賞の3つが上位に。コンサートや演奏会による音楽鑑賞、楽器の演奏も一定数います。
(参照元:統計からみた文化・芸術活動-「文化の日」にちなんで-|総務省統計局)
多くの時間を割く趣味となると、「楽器の演奏」が第3位に浮上します。
(参照元:統計からみた文化・芸術活動-「文化の日」にちなんで-|総務省統計局)
音楽は人生を豊かにする趣味であり、楽しみであります。映画も、映画音楽やBGMを含めて総合的に楽しむものです。ピアノを習うことで培った音楽経験は、趣味や息抜きの世界も広げてくれます。
歳を取ってからもう一度ピアノを楽しんでもいい
仕事に打ち込む時期や子育てに忙しい時期を経て、歳を取ってからもう一度ピアノを始めることもできます。
一般社団法人全国楽器協会の「社会生活基本調査」のデータでは、45歳、65歳を過ぎた人たちで楽器演奏を趣味とする人が一定層いることを示しています。特に子供が独立した後の65歳以上夫婦では、推定で1,300万を超える人たちが楽器演奏を楽しんでいることが分かります。
(参照元:「社会⽣活基本調査」における「趣味娯楽=楽器演奏」のライフステージ別⾏動者率 (全国集計)|一般社団法人全国楽器協会)
前出の笹田氏は、ピアノを習う人は大人にも多く、一度やめてまた復活する「再開者」も多い、と述べています。
大人の方は、自分でレッスン代を払って来られるので、比較的目的意識をはっきりお持ちで、体験レッスンの段階で『ピアノを弾きたい理由』を語ってくれる傾向があるように思います。
(引用元:ピアノを習うのは何のため?~ピアノを始める前に知っておきたい5つのこと その2~|Roland)