そろばんのやり方を復習!各部の名称と使い方・準備・足し算・引き算 - cocoiro(ココイロ)

子供に「そろばん教えて!」と言われて、困ってしまった人もいるのではないでしょうか。小学校で習ったはずだけど覚えていないそろばんを、簡単に復習しましょう。おすすめの動画もご紹介します。

まずはそろばんの名称を覚えよう

まずはそろばん各部の名称を覚えましょう。イラストを見ながら確認してください。

五珠(ごだま)

イラストの上部にある狭い枠に、1つずつ串に刺さっているような珠があります。これが「五珠」です。これ1つで「5」の数を表します。5円玉のようなものだと思いましょう。

一珠(いちたま)

五珠に対し、下に4つ並んでいるのが「一珠」です。こちらは珠1つで「1」を表し、4つ揃うと「4」になります。1円玉のようなものです。これと五珠を合わせると、1から9までを表現できます。

桁(けた)

珠が刺さっている串のようなものが「桁」です。数字に対して1ケタ・2ケタということがありますが、このケタと同じ意味です。左に1桁動くと、数字が1ケタ多くなります。

梁(はり)と定位点(ていいてん)

数字の桁を確認するときに必要なのが、「梁」と「定位点」です。五珠と一珠を分けている横の棒が梁です。

イラストには描かれていませんが、実際のそろばんには梁に一箇所点が打ってあります。これが定位点です。定位点のある場所が1の位(1〜9まで)の桁となります。そこから左に1桁動くと10の位、2桁動くと100の位です。

枠(わく)

そろばんの一番外側にある枠が、文字通り「枠」と呼ばれます。

上(かみ)

そろばんを正面から見て、左側が「上」と呼ばれます。

下(しも)

そろばんを正面から見て、右側が「下」になります。

天(てん)

そろばんの五珠がある側が「天」になります。

地(ち)

そろばんの一珠がある側が「地」になります。

これで各部の名称が全て分かりました。

計算を始めよう

それでは計算を始めましょう。準備から順を追って解説します。

ご破算

そろばんを計算できる状態にすることを「ご破算」といいます。ゼロの状態に戻すことだと考えてください。

そろばんの五珠・一珠がそれぞれ枠に付いている(梁から離れている)状態がご破算となります。親指と人差し指を梁に沿って滑らせて、梁から珠を離してください。

真ん中が1の位

計算を始める前に、1の位がどこにあるのかを確認します。梁に定位点が打ってある場所が1の位です。普通のそろばんは、一番真ん中の桁に定位点が打ってあります。

1〜4の表し方

1の位の桁が分かったら、数字をそろばんで表していきましょう。1〜4は一珠で表します。一珠の一番上の珠を梁にくっつけると「1」です。その下の珠をくっつけると「2」、というように表したい数字の数だけ一珠を上に押し上げます。

5の表し方

「5」は五珠で表します。一珠とは反対に、梁にくっつけるためには下に押し下げます。一珠4つが押し上げられ、五珠が押し下げられている状態は「9」になります。

1の位の左隣が10の位

1の位の左隣の桁は10の位です。10の位の一珠はそれぞれ1つで「10」、五珠は「50」を表します。一珠4つが押し上げられ、五珠が押し下げられている状態は「90」になります。

左に進むごとに桁が大きくなる

同様に、もう1つ左の桁は「100」、その左は「1000」というふうになります。逆に、定位点から右に進むと小数点第1位、その隣が小数点第2位というように桁が小さくなっていきます。

ここまでの解説は、以下の動画を見ると大変分かりやすいので一度ご覧ください。

(参照元:0から始めるソロバン1 基礎編 SOROBAN | YouTube