サーフィン・ウインドサーフィンポイントは避ける
海水浴場の近くに住んでいないと意外とわからないのが、マリンスポーツとバッティングする危険性です。海水浴場は、夏場以外はマリンスポーツのポイントとなっていることがあります。
マリンスポーツの中でも注意したいのが、サーフィンやウインドサーフィンなどの硬いボードを使いながら海岸線近くで遊ぶスポーツです。サーファーからは海水浴をしている人が見えないことが多く、巻き込まれて怪我をする可能性があります。
このような海水浴場では、条例などで夏場のマリンスポーツ立ち入りが禁止されていることが多く、安全が保たれています。しかし、開設期間外に遊泳すると思わぬ事故に遭う可能性がありますので、心配な場合は自治体などに問い合わせてみるといいでしょう。
参考
安全で快適な逗子海水浴場の確保に関する条例(案)についての
パブリックコメント実施結果 | 逗子市
2017年 海水浴エリア規制の入るポイント一覧 | 波伝説 ニュース
遊泳禁止区域では絶対に泳がない
砂浜があり、公営の駐車場が整備されている海岸ならどこでも泳げそうに思ってしまうかもしれませんが、こういった海岸でも遊泳禁止区域となっている場所があります。
遊泳禁止区域には禁止の看板が出ていますが、たまたま訪れた場所に看板がなく、気づかずに泳いでしまう人もいます。遊泳禁止区域は急に海が深くなっていたり、潮の流れが急だったりと、事故に遭いやすい場所になっています。
海の家がなく、スタッフがいない海水浴場開設期間外は、どこの海岸も見た目があまり変わりません。どこの海岸が海水浴場で、どこが遊泳禁止なのかわかりにくくなっていますので、十分に注意してください。
海に入るときは、地名に「海水浴場」とついている海岸で遊ぶようにしてください。また、遊びに行く予定の地域に海水浴場があるかどうかは、自治体に問い合わせると正確な情報がわかります。
くれぐれも安全対策を怠らない
海上保安庁が出している「海での注意事項」を少し編集してご紹介します。くれぐれも安全対策を怠らず、楽しい海遊びをしてください。
- 天気や波などの情報を確認し準備を⾏う
- 強風、波浪の⾼いときは遊泳しない
- 保護者は子供から目を離さない
- よく体調を考えて(飲酒・睡眠不足は厳禁)
参考
海での事故や遭難があった場合の救助要請・通報先は以下になります。スマートフォンに事前に登録しておくといいでしょう。
- 海上保安庁: 118番
- 警察署 :110番
- 消防署 :119番
まとめ
海水浴はいつからいつまでできるのか? という疑問や、海水浴場開設期間外に海遊びをする際の注意点をまとめました。海での事故は一瞬で起こります。海水浴場開設期間外に遊泳するのは、可能な限り避けることが望ましいですが、やむをえず遊びに行くときは安全対策を入念に行ってください。
参考
海水浴の心得 |海上保安庁
マリンレジャーを楽しむために 安全対策を忘れずに! | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
海水浴場と海の家の関係性について | 神奈川県
海水浴場の水温は何度ぐらいからが泳ぎやすいか | 香住・佐津温泉『民宿かどや』公式ブログ
J-PRO|NPO法人 日本プロライフガード協会