枯れないように上手に育てるコツ4つ!
バケツ稲を育てる際におさえておきたいコツについてもご紹介します。
ボウフラが発生した場合の対処法
バケツ稲を育てる過程でボウフラが発生することがあります。ボウフラとは、水中にすむ蚊の幼虫です。ボウフラ自体は稲に害を与えることはありませんが、ボウフラが発生したということは水が汚い証拠ですので、対策が必要です。バケツの水にボウフラが発生した場合は、水と一緒に流し出しましょう。バケツの水は新しいものに入れ替えてください。
スズメから稲を守る方法
スズメも稲にとっては天敵です。鳥よけのネットをかぶせて侵入を防ぎましょう。ネットはJAやホームセンターなどで購入可能です。
穂が出てきたら、バケツの周りに園芸用の支柱を立て、隙間なくネットを張ります。ただ、日当たりや風通しが悪くなると稲の成長を邪魔してしまうので、スズメが入れない程度、網目が1~1.5cm角ほどのものを選んでください。
稲の代表的な病気と予防法
稲がかかる病気はいくつかありますが、中でも注意が必要なのが感染力の強い病気であるイモチ病です。稲がこの病気にかかると、葉に茶色い斑点が出てきます。
イモチ病菌はカビ菌の一種で、湿気の多い環境で発生します。風通しや日当たりには注意しましょう。また、葉や茎に水滴を発見したときには払い落とすことを心がけてください。
イモチ病に感染してしまった場合には、感染箇所(斑点が出ているところ)を切り落とし、他のバケツから離してこれ以上の感染を防ぎましょう。
観察記録を付けよう!
バケツ稲を育てる際には、きちんと記録しておくことも大切です。稲の高さや茎の本数、穂が出た日付をノートなどに残しておきましょう。その際、写真などを添えておくのもおすすめです。
土作りから稲刈り、精米までの観察記録は、翌年に再度バケツ稲づくりに挑戦する場合にも役立ちます。