砂場でのおすすめの遊び方
砂遊びは、ブランコや滑り台のように決まりきった遊び方があるわけではありません。では、子供たちは砂場で何をして遊んでいるのでしょうか。公園の子供たちを観察してみました。砂遊びデビューした子供が、何をすればいいか分からない場合のアドバイスの参考にしてください。
おままごと
女の子に一番多かったのが、おままごとです。特に、プリンのカップに砂をギュッと詰めてひっくり返しプリンを作ったり、バケツに詰めてひっくり返した砂で作った円柱状の砂に木の実を飾ってケーキにしたり、砂で料理を作るパターンが多く見られます。また、それを使ってお菓子屋さんごっこに発展させて遊びます。
お城、川、山作り
男の子の遊び方で一番多かったのは、山と川など、壮大な作品を作る遊びです。砂を固めた山にトンネルを堀ったり、川に水道でくんだ水を流したり、ダイナミックな作品を作ることができるのも、砂遊びの魅力です。
泥だんご作り
泥だんごは、最初に水で湿らせた土で球体を作り、乾いた砂を上から掛けるときれいに仕上がります。大人からすると当たり前のことですが、砂はいろいろな形に変形することを子供は初めて学びます。よりきれいな泥だんごを作る研究をしたり、できた泥だんごを使って遊んだり、泥だんごからさまざまな遊びに発展させましょう。
砂遊びで気をつけること
一見なんの危険もないように見える砂場ですが、実は気をつけた方がいいポイントがあります。砂遊びデビューする時期や、砂遊びする際の注意点をご紹介します。
砂遊びデビューは何歳?
砂遊びデビューする時期には個人差がありますが、公園の砂場を見ると、早くて1歳前後でデビューしていることが多いようです。公園の砂場で遊ぶのならば、少なくとも一人座りが安定しなければなりません。一人歩きができるようになると公園に行くことが増えるので、その流れで砂遊びデビューさせるのがおすすめです。
子供から目を離さない
子供は、遊びの中で思わぬ動きをします。砂遊びでのハプニングで一番多いのが、砂の誤飲です。無意識のうちに砂の付いた指をくわえてしまったり、おままごと遊びの中で食事に見立てた砂を本当に食べてしまったり、砂を口に入れてしまうことがよくあります。その場合は、近くの水道ですぐに口をゆすぎましょう。下痢などの症状がある場合は、かかりつけ医に相談してください。
また、だいたいの公園には砂場が1つしかないので、時間帯によっては混雑していることがあります。混雑時は、子供同士のトラブルが起きやすいので注意しましょう。また、公園の砂場は、滑り台の着地地点となっている場合があります。滑り台から勢いよく降りてきた子供と衝突しないように、滑り台から離れた位置で遊ぶようにしましょう。
砂場の状態を確認しよう
公園の砂場には猫のフンや虫が紛れていることがよくあります。また、ガラスの欠片など、怪我をし得るゴミが落ちていることもあります。遊ぶ前には、毎回砂の状態を確認し、安全を確かめた上で砂遊びをしましょう。