通知表の評価は担任の先生によってかわる
科目ごとの項目に沿って評価をしていく通知表ですが、担任の先生によって評価は変わってきます。
音楽や図工など、テストがない科目の場合、
- この子の作品はすばらしい!
- この子はリコーダーがうまい!
など先生の感性や主観によって評価されます。それに『A』か『B』かどっちの評価にするかきわどい時なども、最終的には「もうちょっと努力してほしいからB」、「Aにしてやる気を出させよう」など先生の裁量で変わります。
また、先生の授業内容でも通知表の評価が変わってきます。
先生の教え方がうまく、クラスの平均点が高ければ必然的に『A』が多くなります。逆に先生の教え方が下手でクラスの平均点が低ければ『B』『C』が多くなります。
要するに、通知表はあくまで目安として考えて、大事なのは子供のやる気を出させることです。
まとめ
通知表の評価基準や親が子供にできることを解説しました。
文部科学省は自ら学び、考える力を身に付ける教育を重視し、通知表も相対評価から絶対評価に変わりました。
通知表の評価基準は3段階評価でテストの点数や授業態度で評価が左右されます。授業態度以外でも、生活態度で「礼儀正しさ」「思いやりを持った行動ができる」など生活していくうえで必要なスキルを習得できているかを評価しています。
また、通知表を見て親ができることは
- 良い評価のところは子供の努力を誉める
- 悪い評価のところは次に活かす
- 通知表の結果でご褒美をあげない
- 成績が悪いからといって怒らない
以上の4つです。通知表の評価よりも大事なことは子供が学校でさらに頑張ってくれることではないでしょうか。子供のやる気アップにつながる言葉かけをしてあげましょう。
また、通知表の評価は先生の裁量で決まるところもあるので、評価をうのみにせず子供と一緒に次の学期目標を決めてみてはいかがでしょう。
参考
【公立小学校/成績表(あゆみ)のつけ方】評価の見方と、次回につながる子供への声掛けのポイント|イクジッテ
元教員が教える、小学校の通知表の見方~バラシますあゆみのつけ方~|トウマコの教育ブログ
知っておきたい小学校の通知表の付け方とその目的について|小学校入学準備
確かな学力 よくあつる質問と回答|文部科学省