【小学校】通知表の評価基準と子供を伸ばすために親ができること - cocoiro(ココイロ)

学期終わりに子供が家に持ち帰る通知表。子供の通知表の評価がどれくらいなのか楽しみにしている親御さんも多いのではないでしょうか。一方、成績が思った以上に悪く、親に通知表を見せたくないお子さんもいるでしょう。

ついつい通知表の成績だけで子供の学力や学校生活を判断しがちですが、親が子供に対する接し方で今後の子供のやる気が大きく変わってきます。
この記事では

  • 通知表の評価基準
  • 小学校の通知表の目的
  • 通知表を見て親ができること

を詳しく解説していきます。また、通知表の評価は担任の先生によって変わってくるので、通知表の評価のみを過信しないようにしましょう。

通知表の評価基準

子供のやる気をアップさせるためには、通知表の評価がどのようにされているか親がしっかりと知っておく必要があります。ただ成績だけを見て、「成績が良かった」「成績が悪かった」だけで判断するのではなく、分析することが重要です。

また、通知表の評価は相対評価から絶対評価に変わりました。文部科学省のよくある質問と回答にどう変わったのかとその理由が記載されています。

新学習指導要領においては、基礎的・基本的な内容を確実に身に付けさせ、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを重視していることから、評価についても、学習指導要領に示す目標に照らしてその実現状況を見る評価を一層重視することが重要となります。

(引用元:確かな学力 よくある質問と回答|文部科学省

小学校の通知表は3段階

小学校の通知表の評価は

  • A B C
  • たいへんよくできました、よくできました、もうすこしがんばりましょう

のように3段階で評価する学校が多いです。

この3段階評価は絶対評価で付けています。絶対評価の場合、先生の評価次第では全員が『A』ということもあり得ます。一方、以前までは通知表は相対評価で評価されていました。

相対評価は『A』が3割、『B』が5割、『C』が2割というように、分布に分けて評価する仕組みです。

テストの点数や授業態度で評価が左右される

通知表で良い評価を得るためには授業を真面目に聞き、テストで高い点数を取ることです。

テストの点数が良くても、

  • 授業中おしゃべりばかりする
  • 授業中に寝ている
  • 授業中ノートを取らない
  • 宿題をしない

など、学習意欲がなかったり、授業中ほかの生徒に迷惑をかけていたら通知表の評価は下がってしまいます。

通知表は絶対評価で付けているので、担任の先生がテストの点数より授業態度の評価を高くする先生だった場合、テストの点数が良くても通知表を見たら『B』になっているかもしれせん。

生活態度で左右される

勉強ができるだけではなく、学校での生活態度も評価対象になります。生活態度の評価は学校によって内容が違いますが、

  • 礼儀正しい
  • 大きな声であいさつができる
  • 責任を持って取り掛かる
  • 思いやりをもった行動ができる
  • ルールを守る

のように、大人に近づくにつれ人として必要なスキルを習得できているかを評価しています。

出欠の記録

出席日数と欠席日数が記録されます。通知表の評価には影響はありませんが、お子さんが休んだ日にちと通知表に記載されている欠席日数が合っているか確認しましょう。

小学校の通知表の目的とは

通知表の評価基準は、テストや授業中の態度、生活態度で評価されます。では、なぜ通知表を出しているのでしょうか?

学校生活を本人や保護者に通知するため

当たり前ですが、学校生活を本人や保護者に知ってもらうためです。

  • 私生活の態度と学校生活の態度に違いがないか
  • 友達と上手にコミュニケーションを取っているか
  • 勉強についていけているか

親として気になるところでしょう。お子さんの頑張ったことや努力してほしいところを親に知ってもらうために通知表を学期終わりに出しています。

子供のやる気を高めるため

もう一つの目的は『子供のやる気を高めるため』です。通知表で評価の良いところは続けて頑張ってもらい、評価が悪いところは次に活かせるように親が子供のやる気を高めていく必要があります。