4つの練習ステップ
自転車に乗れるようになる4つのコツがわかったところで、今度は練習ステップを4つに分けてご紹介します。大切なのは、自転車が進んでいるときのバランスを覚えることです。
①地面を蹴って進む
最初はペダルを外して、自転車が進む感覚がわかるように練習しましょう。街中で小さな子供がペダルのついていない自転車で、地面を蹴りながら進んでいるのを見たことはありませんか?
あれは、実は自転車に乗るために必要なステップです。地面を両足で蹴って進むときに、両足が地面から離れる瞬間があります。それは自転車に乗っているときのバランスと同じ感覚を体験していることになります。
いきなりペダルをこいでバランスを覚えるのは難しいので、まずはペダルなしでやることをおすすめします。ペダルなしのキッズバイクも販売されているので、そちらを活用する手もあります。
②足を離してUターンする
地面を蹴って進むときに、両足が地面から離れる時間が多くなってきたら、Uターンの練習に移りましょう。
ポールやカラーコーンのような目印に対して、両足が地面から離れている状態でUターンができれば、自転車でバランスをとるときの感覚はほとんど身に付いている状態です。
ここまでくれば、ペダルをつけてこいでもバランスがわかっているので、自分で進むことができるようになります。
③ペダルをこいで進む
ペダルをこぐ動作に慣れるために、スタンドを立てた状態でペダルをこいでみましょう。スポーツジムにあるエアロバイクのような状態です。そうすることで、ペダルをこぐためのコツを掴むことができます。
もし、それまでに補助輪を付けた自転車でペダルをこぐ動作に慣れているようなら、このステップは飛ばしても大丈夫でしょう。
ペダルをこぐ動作に慣れてきたら、実際にペダルをこいで進むようにしましょう。補助輪を付けてはじめてもいいですし、補助輪なしではじめてもいいです。転ぶことに抵抗がないようであれば補助輪なしではじめた方が、早く乗れるようになるでしょう。
④動作を増やしていく
ペダルをこいで進めるようになったら、自転車走行中に使う動作を1つずつ増やしていきましょう。
ブレーキをかける動作や、左折する動作、右折する動作、スタートするときの動作などです。これらの動作が一通りできるようになれば、自転車に乗って一緒に出掛けることもできるようになります。