上巳の節句とは?ひな祭りだけではない「上巳の節句」の祝い方 ( 2 )

上巳の節句「ひな祭り」の祝い方

当日か前日の夜に親しい方を招待

ひな祭り当日または前日夜の「宵節句(よいぜっく)」に、祖父母など親しい方を招待し、ご馳走をふるまいます。特に女の子が誕生して初めて迎えるひな祭りは、「初節句」「初雛」と呼ばれ、盛大にお祝いをします。

ひな祭りの節句料理には、お寿司とハマグリのお吸い物が欠かせません。ハマグリは、他のハマグリのふたと絶対に合わないことから、女性の貞節を表します。お寿司はちらし寿司やてまり寿司などを準備すると、テーブルが華やかになります。

ひな壇に飾られる菱餅とひなあられは、赤・白・緑の3色です。このひな祭りカラーには、それぞれ意味があります。

  • 赤:桃をイメージさせる色で、魔除けの意味がある。
  • 白:昔は菱の実を入れて作った。菱の実には子孫繁栄の意味がある。
  • 緑:ヨモギを使う。ヨモギには厄除けの意味がある。

飲み物は、大人は白酒、子供は甘酒をいただきます。

ひな飾りは立春翌日から節句当日直後まで

ひな飾りは立春の翌日に出し、節句後数日以内の天気のよい乾燥した日に片づけます。昔は、ひな飾りを早く片付けないと縁遠くなるという迷信がありました。結婚できなくなることはないにしても、昔は人形を水に流して厄除けしたことを考えると、厄を引き受けてくれた人形をいつまでも飾っておくことは相応しくないでしょう。

子供1人につき雛人形1組が本来の祝い方

ひな人形は、子供の代わりに厄を引き受けてくれる意味があります。母親のひな人形はすでに母親の厄を引き受けているため、母親から娘へひな人形を譲ることはできません。子供のために新しくひな人形を準備してください。

同様の理由で、第2子・3子が生まれたときも、第1子のひな人形を共有することはできません。それぞれに別々のひな人形を準備する必要があります。それが難しい場合は、それぞれの子供に記念になるような人形を買い求め、ひな壇に一緒に飾ってあげるとよいでしょう。