学資保険はいつから入るべき?加入時期と注意点 - cocoiro(ココイロ)

「子供を大学に進学させたい」という希望のある親が心配なものの1つは「学費」です。子供が小さいうちからできる学費準備に「学資保険」があります。

この記事では学資保険とは何か、どのタイミングで加入すればいいのか、加入する際に気をつけたい注意点をご紹介します。

学資保険とは?

「学資保険」という名前は聞いたことがあるけど、どのような保険なのか知らない人も多いのではないでしょうか。

子供の教育費を積み立てる保険

学資保険とは、将来、子供の教育費としてかかるお金を積み立てていくための保険です。子供が小さいうちから毎月お金を積み立て、中学や高校の入学時、もしくは大学に進学する18歳から22歳までの間など、設定した時期に学資金を受け取ることができます。

教育費準備に学資保険が選ばれている

ソニー生命保険株式会社が、2019年1月に大学生までの子供がいる20歳以上の男女1,000名を対象にして「子どもの教育資金に関する調査」を実施しました。

この調査によると、「子供の学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる」という質問に対して「あてはまる(非常にあてはまる、ややあてはまる)」と回答した親は64.0%おり、「子供の学力や学歴は教育費次第」と考えている人が多いようです。

(参照元:子どもの教育資金に関する調査2019|ソニー生命保険株式会社

子供の教育にはお金が必要だと考える親が多い一方、「子供の教育費の負担を重いと感じる」という質問で「あてはまる(非常にあてはまる、ややあてはまる)」も66.6%と同程度の存在しています。

(参照元:子どもの教育資金に関する調査2019|ソニー生命保険株式会社

さらに、日本政策金融公庫が平成31年3月に発表した「教育費負担の実態調査結果」によると、子供の高校入学から大学卒業までに必要な学費は953.4 万円と、前回調査より約18万円増えています。

高校や大学でかかる多額の学費を準備する手段として「学資保険」への加入が選ばれているのです。実際に、先ほどのソニー生命保険株式会社の「子どもの教育資金に関する調査」において、「子どもを大学等へ進学させるための教育資金を準備している方法」という質問に対する高校生以下の子供を持つ親の回答は「銀行預金(54.3%)」と「学資保険(50.8%)」がいずれも半数を占めていました。

(参照元:子どもの教育資金に関する調査2019|ソニー生命保険株式会社