子供に教えたい!そろばんで割り算をする方法と上達のコツ - cocoiro(ココイロ) - Page 2

割り算(除算)のやり方

それでは実際に、そろばんで割り算を計算していきましょう。

割る数が1桁の場合(96÷3)

1)まずは96をそろばんに置きます。

(参照元:そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

2)10の位の9を割る数3で割ると3になるので、9の【2桁左】に3を置きます。

(参照元:そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

3) 2)で入れた3と、割る数3を掛けた9を引きます。

(参照元:そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

4)残っている6を割る数3で割ると2になるので、6の【2桁左】に2を置きます。

(参照元:そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

5)4)で置いた2と割る数3を掛けた6を引きます。割られる数がなくなったので、計算は終わりです。計算の途中で割る数がなくなると、割り切れたということになります。答えは、32になります。

(参照元:そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

【ポイント】

  • 割る数は、割られる数の【一の位の2桁左】に置きます。
  • 割られる数の大きい位から計算します。

※128÷4だと、百の位1は4で割れません。この場合は、割られる数の【十の位】も含めて考えます。よって、12÷4となり、答えの3を割られる数の【一の位の2桁左】に置きます。
割られる数の桁が増えても、計算の基本は同じです。

以下の動画では、割る数が1桁の割り算の方法が音声付きで解説されています。

割る数が2桁の場合(204÷68)

1)まずは204をそろばんに置きます。

(参照元:○○÷2桁の問題をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

2)割る数・割られる数のどちらも大きい位から考えます。この場合は、2÷6ですが、1以上の答えが出ないので、十の位も合わせた20÷6で計算します。
20÷6の答え3をそろばんに置きます。

(参照元:○○÷2桁の問題をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

3)置いた数3に6(割る数の十の位)を掛けます。3×6=18となり、20から引きます。

(参照元:○○÷2桁の問題をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

4)置いた数3に8(割る数の一の位)を掛けます。3×8=24となり、24を引きます。8は6(十の位)に対して、一桁右にあるため、引く数の一の位も一桁右になります。
5)24-24=0となり、計算は終わりです。答えは3になりました。

(参照元:○○÷2桁の問題をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

【ポイント】
・答えを置いたら、割る数の十の位と一の位を順番に掛けて、割る数から引きます。
・割る数が2桁の場合は、【2回】引き算を行います。
・一の位の場合は、1桁右にずれることに注意しましょう

以下の動画では割る数が2桁の割り算方法が音声付きで解説されています。https://youtu.be/DFWuSXNQHSs

割る数が3桁の場合(47,656÷518)

1)割られる数47,656をそろばんに置きます。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

2)4÷5の答えが1以上ではないので、47÷5で計算します。答えの9を置きます。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

3)②の答え9に割る数5を掛けます。9×5=45となり、そろばん上から引きます。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

4)9に1(割る数の十の位)を掛けます。9×1=9となり、そろばん上から引きます。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

5)9に8(割る数の一の位)を掛けます。9×8=72となり、そろばん上から引きます。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

6)そろばん上に残った1,036は、新しい答えを入れて計算します。
1,036÷518となり、前回同様に割る数の十の位、一の位を順番に掛けて引きます。

7)10÷2=5となり、そろばん上に2を置きます(①参照)。

8)置いた数2に5(割る数百の位)を掛けます。2×5=10となり、そろばん上から引きます(②参照)。

9)置いた数2に1(割る数十の位)を掛けます。2×1=2となり、そろばん上から引きます(③参照)。

10)置いた数2に8(割る数の一の位)を掛けます。2×8=16となり、そろばん上から引きます(④参照)。割られる数がなくなったので、計算は終わりです。答えは92になります。

(参照元:割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

【ポイント】
・答えを置いたら割る数の十の位と一の位を順番に掛けて、割る数から引きますが、割る数が3桁の場合は、【3回引き算】を行います。
以下の動画では割る数が3桁の割り算方法が音声付きで解説されています。https://youtu.be/NOqzbO1TELA

小数の割り算(除算)方法

小数点の割り算は、割る数によって答えの一の位の場所が変わります。
【割る数の整数部分の桁数+1】が答えの一の位の場所です。元の一の位より、左にずれた桁が小数点の位置となります。

小数点の割り算は、計算前に一の位の場所決め(位取り)を行わなければなりません。
割り算の場合は、位取りした場所に左手の人差し指を置いたまま計算します。

(参照元:そろばんの割り算の位取り解説|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

【11,973÷3.07の計算の場合】

1) まずは割られる数11,973をそろばんに置きます。
計算する前に、位取りをします。位取りは【割る数の整数部分の桁数+1】。
割る数が3.07の場合は、割る数が1桁なので、一の位の場所は2桁左にずれます。
位取りした場所に左手の人差し指を置いて計算していきます。

(参照元:そろばんの割り算における小数点の決め方と計算方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

1) 計算方法は11,973÷307と同じやり方ですが、左手人差し指は置いたままです。位取り後は小数点を気にせず計算しましょう。

2) 左手人差し指が一の位ですから、答えは3,900となります。

(参照元:そろばんの割り算における小数点の決め方と計算方法|そろばんのやり方紹介サイト そろばんの教え方の参考に!

【ポイント】
・位取りをした後は、通常の割り算のやり方で計算します。
・左手人差し指は計算が終わるまで動かさないように注意しましょう。

以下の動画では割る数が小数の割り算の方法が音声付きで解説されています。