そろばんを使う効果とは?メリット・デメリットを一緒にご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

そろばんを使うデメリット

字が雑になる

そろばんは、正確かつスピーディな計算能力を求められます。問題を解き進めながら、メモや答えを記入するときにも、スピードを落とすことはできません。そのため、数字を殴り書きして、字が雑になってしまうこともあります。数字や文字をゆっくりていねいに書くという習慣が身につきにくくなってしまうのです。また、そろばんをはじいて、答えが分かればすぐに鉛筆を持ち、書いて、またそろばんをはじくというくり返しによって、鉛筆を正しく持てなくなるようになることもあるようです。

筆算で表せない

そろばんが上達すると、足し算、引き算、掛け算、割り算をいちいち筆算で表す必要がなくなってしまいます。頭のなかで、そろばんをはじく映像をイメージするだけで、答えを出すことができるからです。結果的に、最後の答えだけ導き出せるものの、その過程の式を書けない、ということにもなりかねません。テストでは、筆算や式が無いために減点の対象となるかもしれません。

首が痛くなる

そろばんは、長時間にわたって座り、そろばんをはじき続けます。同じ姿勢を保つため、集中して種目を解いた後には、首が痛くなってしまいます。子供によっては、慢性的な首の披露から、マッサージに通うこともあるようです。適宜、ストレッチをしながら、体をほぐすといいかもしれません。

塾まで通う必要がある

そろばんを学ぶために、塾まで移動する必要があります。子供1人で通える年齢、塾までの距離であれば、問題ありません。しかし、親御さんの送り迎えが必要であれば、週3回も通うとなかなかの負担になってくるでしょう。また、人見知りの子供であれば、塾で知らない子どもたちと学ぶことに慣れるまで時間がかかるかもしれません。

他の習い事との両立が難しい

そろばん教室に週2~3回通うと忙しくなるため、ほかの習い事との両立が難しくなってしまうかもしれません。では、そろばん教室を週1回にすると、思うように上達できなくなってしまうでしょう。また、そろばんはあくまで勉強。体を動かす、芸術表現をするといったほかの習い事に比べると、面白みに欠けるかもしれません。子供の興味関心が、他のスポーツや芸術にあるようなら、そろばんを続けることが難しくなるでしょう。