【幼稚園から大学まで】子供の学費はいくら必要?世代別に紹介! ( 2 )

世代別の学費一覧

世代別の学費一覧
ここでは、年齢ごとに子供が通う教育施設で、主に公立と私立でどれくらいの違いがあり、金銭的にはどんなことを考えておくべきかをご紹介します。お子さんの適性や地域の特性など、それぞれの事情で考慮すべき点は変わりますが、紹介する数字を参考に考えてみてください。

参考
平成28年度 子供の学習費調査
平成27年度 教育費負担の実態調査結果
平成28年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について

幼稚園・保育園

一時、保育所の待機児童問題が社会的な大問題になりましたが、まだ十分に解決されたといえない状況が続いています。幼稚園・保育園に入れたいと考えてる場合、単に金銭的なことだけでなく、母親のワークスタイルを考慮する必要があります。

公立幼稚園・保育園

公立幼稚園にかかる学費の年額は約23.4万円です。ただし、幼稚園の場合、お迎えの時間が13~14時の場合が多く、母親が働いている場合、延長保育料が必要となります。

保育園の場合、国公立・私立などの区分はないものの、認可保育園・無認可保育園、世帯所得、住んでいる自治体、子供の年齢や人数、預ける保育時間などさまざまな要因によって、家庭で支払う保育料に差があります。

私立幼稚園・保育園

私立幼稚園にかかる学費の年額は、約48.2万円です。私立幼稚園に通う場合、自治体によっては補助金が出ます。この額は自治体によって大きな差があります。

小学校

小学校6年間でかかる学費は、公立と私立では大きな差があります。公立小学校といえども、義務教育で授業料や教科書代は無償ですが、意外にさまざまな費用がかかります。家族が働いている場合、学童保育に預けると、その費用も結構かさみます。

公立小学校

公立小学校でかかる年額は約32.2万円と、意外にかかります。月平均では約2.7万円になります。しかし、一般的に子供が進学するなかで、公立小学校は1番お金がかからない時期ともいえますので、この6年間に、将来を見据えた計画を立てておくといいでしょう。

私立小学校

学費の年額は約152.8万円かかります。公立と私立の学費の違いは約4.7倍もあります。入学時には多額の入学金が必要なこともあり、小学校から私立に行かせるには多額の学費がかかるので、一般家庭ではなかなか厳しいかもしれません。

中学校

首都圏では4人に1人が中学受験をするといわれています。同じマンションのお子さんが中学受験をしたから、うちの子にも中学受験をさせようとしたら大変なことになるかもしれません。当然、公立に比べて私立は学費がかさみます。子供のことを考えて中学受験させても、健全な家計を保てないなら本末転倒になってしまいます。ぜひ、以下の学費を参考にしてください。

公立中学校

公立中学校でかかる平均年額は、約47.9万円です。1年生で約46.9万円、2年生で約39.3万円、3年生で約57.1万円かかります。1年生は入学時に買いそろえなければならないものに費用がかかり、3年生は高校受験のための塾代等で年額が高くなっています。

私立中学校

私立中学校に行かせた場合、学費の年額は約132.7万円です。公立と私立の費用の違いは約2.8倍です。入学年度には入学金なども必要です。統計上、公立中学校では塾代などに年額24万円かかっているとされますが、私立中学校でも年額20万円となっています。私立中学校を考えている方のなかには、塾に行かせなくて済むように、中高一貫校に行かせる家庭もあるようですが、私立に行きながら塾に通わせるとなると経済的負担はさらに大きくなります。

高校(全日制の場合)

高校の学費も、公立と私立では差があります。しかし、高校では、各種の就学支援が用意されています。2014年からは高等学校等就学支援金制度が設けられました。また、低所得層向けに給付金制度も新設されました。学費とともにその点もしっかり確認しましょう。

公立高校

公立高校でかかる平均年額は、約45.1万円です。1年生で約51.7万円、2年生で約47.2万円、3年生で約36.3万円かかります。2014年からは、高等学校等就学支援金制度により、支給対象高等学校で、対象世帯が一定所得(夫婦子供の4人家族で年収910万円以下)以下あれば、月額9,900円が支給されています。また、低所得層向けに、奨学給付金制度が新設されました。

私立高校

私立高校の場合、学費の年額は約104万円です。1年生で約127.6万円、2年生で約97.6万円、3年生で約85.8万円かかります。高校授業料無償化制度は、公立高校と同額が適用されますが、所得によって異なります。

大学

今まで幼稚園から高校までの学費について話してきました。大学の学費は、進学するなかで負担が1番大きいといえます。国公立か私立か、文系か理系か、自宅通学か自宅外通学か、などいろんな条件によってかかるお金は大きく変動します。

国公立大学

日本政策金融公庫の『平成27年度 教育費負担の実態調査結果』によると、国公立大学に自宅から通う場合、初年度175.8万円、2年目以降93.9万円、4年間計457.5万円かかります。一方、国公立大学に自宅外にアパート等を借りて大学に行く場合、初年度345.7万円、2年目以降218.8万円、4年間合計1,002.1万円かかります。行きたい大学、学びたい学部などがあると思いますが、自宅外通学は家計に大きな負担になることは考えておきましょう。

私立文系大学

私立文系に自宅から通う場合、初年度248.9万円、2年目以降142.2万円、4年間計675.5万円かかります。一方、私立文系に自宅外にアパート等を借りて大学に行く場合、初年度418.8万円、2年目以降267.1万円、4年間合計1,220.1万円かかります。親が全額用意するだけでなく、子供たち自身にも奨学金やアルバイトなどで収入の道を考えてもらいましょう。

私立理系大学

私立理系に自宅から通う場合、初年度284.0万円、2年目以降178.0万円、4年間計818.0万円かかります。一方、私立理系に自宅外にアパート等を借りて大学に行く場合、初年度約453.9万円、2年目以降302.9万円、4年間合計1,362.6万円かかります。理系の場合、学年が進むと実験等でなかなかアルバイトをする時間がありません。

私立医歯系大学

文科省の『平成28年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金 平均額(定員1人当たり)の調査結果について』によると、私立医歯系の授業料は約289.7万円、入学料101.3万円、施設設備費88.3万円合計約479.3万円が必要となります。医、歯学部は就業年数が6年とほかの大学より長いことも考えておきましょう。さらに、寄付金も相当額を納めなければなりません。