低学年向け
小学校に上がると教科書の音読をしたり、ひらがな・カタカナを本格的に習ったりするので、子供1人でも本を読めるようになります。ただし子供はパパ・ママと一緒に本を読むのを楽しみにしています。1人で読む時間と読み聞かせをする時間、双方を持つことがこの時期の子供にはとても重要です。
はしれ、ゴールの むこうまで！
小学校教諭として実際に子供達と接してきた、くすのきしげのりさん作の絵本です。何もかも初めての1年生は運動会もドキドキです。走るのが苦手な主人公・そうたが校長先生に励まされながら頑張る姿はとても感動的です。リアルな子供の心情が描かれていて「きっとこんな気持ちなんだろうな」と思い返しながら大人まで楽しめる1冊です。
つくえのうえのうんどうかい
主人公のかずやくんとおねえちゃんが一緒に使っている机。子供達が寝静まったあとにこの机の上で、机に飾ってある人形達が運動会をする……子供のころに一度は想像を巡らす「寝ている間に動くもののお話」です。ぬいぐるみやガラスの人形までが机の上で運動会を繰り広げる様子はとてもかわいらしく、「見てみたい」と思わせる内容になっています。
まとめ
絵本は実にさまざまなことを私達に教えてくれます。
近年では電子書籍など、便利な形態も増えてきましたが、子供と一緒に絵本を読む時間はかけがえのないものです。大きくなってから「もっと読み聞かせをしてあげれば良かった」といっても時間はかえってこないものです。
運動会という一大イベントを利用して、ぜひ子供と一緒に絵本を楽しむ時間を作ってみてください。きっと運動会が何倍も楽しく、素敵な思い出になることでしょう。
参考
絵本で子育てを楽しく – 子ども読書の情報館｜文部科学省
絵本の選びかたガイド｜福音館書店
【テーマ】「運動会で大活躍！」特集 | 絵本ナビ
おもわず走り出したくなる！疾走感あふれる運動会がテーマのおすすめ絵本9選｜絵本さんぽ
