七夕当日の家庭での過ごし方
七夕の当日はいろいろな過ごし方がありますが、どうせなら家庭でもいつもとは違うことをしたいと考える人もいるでしょう。そこで家庭でもできる七夕を感じることができる活動を紹介します。
実際に短冊を飾ってみる
一番手軽に短冊を感じることができるのは、実際に短冊を飾ってみることです。短冊に書くようなお願いごとは子供でも大人でもあるでしょう。
子供と一緒にお願いごとを短冊に書いて一緒に飾ってみるのもいいでしょう。短冊なら子供でも簡単に作ることもできたり、文字を書く練習になったりなど子供にとってもプラスになるようなことが多いです。
短冊に願いごとを書く理由とルール
短冊は昔の人が「学問や特技が上達しますように」という願いを込めて書いていたという風習から来ています。七夕のエピソードで有名な織姫が織物が得意な少女だったということからも来ているようで、上達したいことを短冊に書いて願うのが一般的なようです。
また、短冊というと和紙か木札に願いごとを書くのが一般的となっています。和紙は昔の中国の五行説に習って、「赤色、青色、黄色、白色、浅黄色、紫色」の和紙を使うのが一般的となりました。
短冊だけでは少しさみしいですから、吹き流しと呼ばれる飾りや千羽鶴なども飾ってもいいとされています。これらの飾りにもそれぞれの願いごとの意味が込められており、「商売繁盛」や「無病息災」など自分に合った飾りを作って短冊と一緒に飾ることがいいとされています。
そして、肝心な願いごとの内容ですが、「〜する」という断言的な願いごとがいいそうです。「〜したい」のような表現よりも、自分の力でなんとかするような断言的な願いだと、神様も後押ししてくれるようです。
なぜ笹の葉を使うのか
ではなぜ七夕で短冊を飾る際に笹の葉が使われるのでしょうか。笹の葉は昔から聖なるものとして扱われており、生命力がとにかく強い植物です。
根を張ってまっすぐ伸びることから「願いごとがまっすぐ神様に届く」とも言われており、昔から神秘的な行事などに使われることが多かった植物とされています。
指人形作り
子供は指人形などの遊びがとても好きです。実際に作ることもできるので、織姫や彦星をモチーフにした指人形を作ってあげるといいでしょう。
指人形を作る材料は紙を用いて、筒状にして作ってもいいですし、指に直接ペイントをしてフィンガーペイントで遊んでも子供は喜ぶでしょう。
子供がそこまで大きくない場合は親が自分でやってあげた方がいいですが、子供が幼稚園に入園している場合は子供に作らせてあげるのもいいでしょう。
はじめから一緒に作っていき、指人形に加えて七夕の飾りを作ってあげるのも楽しさと言えるのではないでしょうか。