7月7日の七夕の日を、みなさんはどのように過ごしますか? 願いごとを書いた短冊を笹の葉に吊るしたり、子供と一緒に七夕飾りを作ったり、自宅で七夕を楽しもうと考えている方も多いことでしょう。
今回は、七夕飾りの作り方やそれぞれの飾りが持つ意味、笹を用意する方法についてご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
もくじ
七夕飾りに折り紙がおすすめな理由
七夕飾りを作る方法はさまざまですが、特におすすめしたいのは折り紙です。
子供と一緒に折れる
折り紙なら、複雑な飾りから簡単なものまで、子供の年齢に応じてさまざまな種類を作ることができます。ハサミを使わずに作れるものもたくさんあるので、保護者の方がサポートすることで小さな子供でも十分に楽しめるでしょう。
手に入りやすく種類も豊富
折り紙は種類が豊富で、かつ安価に手に入ります。ドット柄や和柄など、色だけでなく柄の種類もたくさんあるので、子供と一緒に選んでも楽しいかもしれません。色とりどりの折り紙を使って華やかな笹飾りを作りましょう。
【種類別】七夕飾りの作り方
それでは、折り紙を使った七夕飾りの作り方について、種類ごとにご紹介します。
七つ飾りの折り方
七夕飾りと一口に言っても、さまざまな種類があるのをご存知ですか? 例えば、全国的にも有名な仙台七夕まつりでは、「短冊」「紙衣(かみごろも)」「折り鶴」「巾着(きんちゃく)」「投網(とあみ)」「屑籠(くずかご)」「吹き流し」の七つの七夕飾りを総称して「七つ飾り」と呼んでいます。
まずはこの「七つ飾り」に込められた意味と折り方についてご紹介します。
短冊
七夕飾りに欠かせないのが短冊です。かつては貴族が詩歌や手芸などの上達を願って梶の葉に文字を書いていました。現在のように短冊に願いごとを書くようになったのは江戸時代からです。
短冊の作り方はとてもシンプル。保護者の方のサポートがあれば、小さな子供でも作ることができるでしょう。
【用意するもの】
・折り紙1枚
・穴あけパンチ
・ハサミ
・マジック
・輪ゴム、糸など
【短冊の折り方】
1.折り紙を三等分にして折る。
2.折り線に沿ってハサミで切る。
3.色のない面を表にし、上の端を1cmほど折る。
4.穴あけパンチで穴を開ける。
5.穴に輪ゴムまたは糸を通す。
6.マジックで願いごとを書く。
▼動画も参考にしてください。
紙衣(かみごろも)
紙衣(かみごろも・かみこ)とは、紙で作られた着物のことです。病や災いを遠ざけるための身代わりとして捧げられたと言われています。短冊に比べると細かく折るので難易度は上がります。着物と帯に使う折り紙の色の組み合わせ次第で、印象を変えることができるでしょう。
【用意するもの】
・折り紙1枚
・縦2cm横7.5cmの折り紙(帯用)
・ハサミ
・のり
【紙衣(かみごろも)の折り方】
1.ハサミで二等分に切る。
2.折り線を2本付ける。
3.上端を1.5cm折ってからさらに折り返し、白い面が2mmほど見えるようにする。
4.裏返して上端の左側の角を中央に合わせて折る。
5.縦の折り線で左側を折り、反対側も同様に折る。
6.右側の角を左側を折った部分にしまい込む。
7.先に用意しておいた帯用の折り紙を巻いて後ろをのりで貼る。
8.最初に切り離したもう1枚の折り紙を半分に折る。
9.短い辺の横の長さを三等分にして、折り線を2本付ける。
10.下端から上に向かって2本の折り線それぞれにハサミで切り込みを入れる(1cmほど残す)。
11.切り込みの上端から5mmほど残してハサミで切り取る。
12.先に作っておいた胴体部分の帯に切り込みの袖部分を差し込み、のりで貼り付けて完成。
▼動画も参考にしてください。