小学生のアクティブ・ラーニング!どんな授業が行われるの? ( 2 )

小学校でのアクティブ・ラーニングの導入内容

小学校でのアクティブ・ラーニングの導入内容
まだ少し先ではありますが、東京オリンピックが開催される2020年には、小学校でアクティブ・ラーニングが導入される予定となっています。大学では大変好評ですが、小学校にアクティブ・ラーニングを取り入れることで授業がどう変わるのかを解説します。

全教科で導入

現段階では小学校で学ぶ全教科に、アクティブ・ラーニングを導入する予定となっています。今までは先生が教えることを聞いたりノートに書いたりして覚えるという授業でした。アクティブ・ラーニングは受け身ではなく、児童が授業に参加するのが今までとの大きな違いです。参加の仕方は、先生の話を聞くのではなく児童同士がグループディスカッションをして、聞くだけの授業では学べないことを学ぶというスタイルです。児童自身が授業に参加するので、今までとは違う児童自らが考える授業となっていきます。

具体的な学習方法には以下に挙げる学習方法が有名です。

発見学習

先生から教えられたことを学ぶのではなく、自ら理論や方法を見出して学ぶ学習方法です。学習に際してどのように思考すればいいのか、どのような視点で物事を観察すれば良いのかなど、子どもの学習態度や観察眼を養われます。

問題解決学習

子ども自身が物事の問題点を探索・発見し、解決方法を考える学習方法です。主体性や学習意欲など、自発的な行動力が育まれます。

体験学習

子供自身の直接体験によって学ぶ学習方法のことで、自然体験、ボランティア体験、職業体験などが挙げられます。実際に肌で感じることによって子どもの興味・関心が刺激され、自ら考えて行動する力が身につきます。

調査学習

上記の問題解決学習に“調査”の工程が付け加えられた学習方法です。あるテーマに関する情報を子どもたちで調査・編集して、テーマに関する問題の発見や解決を目的としています。

グループ・ディスカッション

ある議題において子どもたち同士で討論して結論を出す学習方法です。子どもたちは自分の考えを相手に伝えるため意見を根拠に基づいて伝えることができるようになります。

ディベート

ある議題に対して、子どもたちが肯定側、否定側に分かれて討議をする学習方法です。グループ・ディスカッションのように根拠のある意見を伝える力だけでなく、相手からどのような意見や反論が出てくるかなど、物事に対して多角的な視点を身につけることができます。

グループ・ワーク

調査、討論、作業、発表などのワークをグループで行うことで、チームで活動する際にどのように思考・行動すれば良いかを身につける学習方法です。自ら動く主体性、自分の役目を認識する能力、チームの中で自分に与えられた任務の遂行能力など、総合的なチームワーク力を身につけることができます。

小学校3、4年生から外国語の学習スタート

アクティブ・ラーニングが導入されると、小学3、4年生に外国語の授業が加わります。今のところ1週間に45分と時間は短いものの、早い段階から外国語に触れさせることで国際社会への障壁をなくすという目的があります。

小学5年生は、今まで1週間に45分だった外国語の授業が、週に2回英語の授業として加わります。3、4年生で行う外国語のクラスとは違い、英語が科目の1つになるという意味です。ただし授業が増えるということは、時間割が今までとは変わることになります。時間割の再編成については、学校による違いがあるのでどういう形で時間割を再設定するかは、学校ごとに決めることになっています。

プログラミング教育の導入

現在プログラミング教育は、中学2年生からスタートします。アクティブ・ラーニング導入にともない、小学生にもプログラミングを授業に取り入れる予定となっています。海外では幼児期からプログラミングを学びますので、海外に比べるとかなり遅れているものの日本にとって大きな進歩となるでしょう。