子供の視力を回復させるには?近視の予防法と治療法を紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

近視による視力低下を防ぐ方法

「自分の子供を近視にしたくない」と思う親は多いと思います。そこで、近視による視力の低下を防ぐ方法をご紹介します。

「正しい姿勢」と「適度な明るさ」に気をつける

物を見るときに「適度な明るさ」のあるところで「正しい姿勢」を保つことが、視力を低下させない方法の1つです。背筋を伸ばして、自分の目と見ている対象物が30cm以上離れるようにしましょう。

姿勢を良くするのには理由があります。おかしな姿勢で座ったり寝ながらテレビを見たりするのは、近視の進行や、視力が左右で差が出たりしやすくなるといわれています。近視になってしまった後も姿勢を直すだけで視力が改善することもあるようです。

適度な明るさを保つには、照明は「300ルクス以上」が必要となります。部屋の電気のほか、LED電球だと700~1000ルーメン、白熱電球は40~60W、蛍光灯であれば15~20W程度の追加照明があればと300ルクス以上の明るさを確保できます。

外に出て運動をして遠くを見る

テレビやゲーム、読書をしたら適度な時間で目を休めるように意識しましょう。勉強や読書であれば1時間行ったら、10分間は目を休ませましょう。同じようにテレビやパソコンあれば使用時間を40分にして休憩を入れてください。携帯ゲーム機の使用時間は1日30~60分以内に留めると良いでしょう。

目を休ませるという意味でも、外へ出て遠くの雲や景色、星空などを眺めるのもおすすめです。近くのものを見続けて緊張した毛様体筋を弛緩させて、近視の進行をおさえます。またウォーキングなどの運動をすることで、緊張した固まった毛様体筋や目を動かす外眼筋に好影響があります。

規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事を摂る

視力だけでなく、心身の健康を保つための基本ともいえますが、規則正しい生活を心がけて栄養バランスの取れた食事を摂れるようにしましょう。特に成長期にある子供は早寝早起きや、朝食をきちんと摂るだけでも近視の進行をおさえる効果があるといわれています。

おもしろいテレビ番組が見たくて、ついつい夜更かししてしまう子供もいるようですが、長時間テレビを見たり夜遅くまで起きていたりすることは、子供の視力低下を助長してしまいます。夜は早く寝て、朝は早起きすることを心がけましょう。