長期休みに毎年悩まされる宿題の定番といえば自由研究ではないでしょうか。子供に合ったテーマ探しから研究結果をまとめるまで、かなり時間と労力を費やすというご家庭も多いことでしょう。当記事では、小学生の自由研究を進めるポイントや自由研究アイデアをカテゴリー別・学年別に紹介します。
【小学低年向き】自由研究アイデア
小学校の低学年ができるような自由研究のアイデアを紹介します。はさみやカッターを使ったりお湯を沸かしたりするなど怪我につながることもありますので、必ず保護者が一緒について行うようにしましょう。
【実験】熱の伝わり方を調べよう
熱い飲み物をコップに入れた時に、コップにとっ手がなく熱くて持てなかったということがあります。ところが違うコップでは熱く感じなかったりするのはなぜでしょう?熱の伝わり方を調べる実験です。熱いお湯を使うので、やけどに注意し必ず保護者と一緒に行ってください。
用意するもの
①木・金ぞく・とうき・ガラス・プラスチックでできているコップ(1こずつ)
②やかん
③おんどけい2本
④サーモラベル(※)
⑤とけい、またはストップウォッチ
⑥水そう(コップが入る大きさのもの)
※サーモラベルが手に入らなかったばあいは、さわってあつさのちがいをかんじてみよう。
(引用元:【自由研究】ねつのつたわりかたをしらべよう|HondaKids)
■実験の方法
- 用意した5種類のコップのうち、お湯を入れても熱くならないコップを予想します。熱く感じる順番も考えてみましょう。
- 5種類のコップに、サーモラベルをはりつけます。
- 沸かしたお湯を、2のコップにそれぞれ同じ量注ぎます。この時、お湯の温度がサーモラベルの最高温度を超えないに注意しましょう。
- サーモラベルの数字を記録します。
- 同じように、5分後・10分後・20分後の数字も記録します。
参考
【自由研究】ねつのつたわりかたをしらべよう|HondaKids)
【観察】はっぱのずかんをつくろう
草木には、様々な形や大きさの葉がついています。紙に子供が見つけた葉の形を写しとり、世界に一つの「はっぱのずかん」を作ってみましょう。
用意するもの
①少しあつめの紙など(はっぱの下にしく台にするため。紙ばさみなどがべんり)
②半紙(はんし)などの少しうすくてじょうぶな紙(はっぱをうつしとるため)
③がようし、またはスケッチブック
④クレヨンや色えんぴつ
⑤はさみ
⑥のり
⑦いろいろなはっぱ
(引用元:【自由研究】はっぱのずかんをつくろう|Honda Kids)
実験の方法
- いろいろな草木の葉を集めます。
- 台の上に葉を広げ、写しとる紙をその上にのせます。
- 色えんぴつやクレヨンを使って、葉の部分を塗りつぶすように軽くこすります。この時、力を入れすぎると葉がつぶれてしまうので気をつけましょう。)
- 葉のうつし絵ができたら、ハサミで切り取り画用紙やスケッチブックに貼ります。
- 葉の名前がわからない場合は、葉の特徴や形、大きさなどで仲間分けをしてみましょう。
参考
【自由研究】はっぱのずかんをつくろう|Honda Kids)
【観察】タネはどこにある?
小学校で理科の授で一環として、花や野菜のタネを植えて育てることがあります。このテーマでは、子供たちに馴染みの野菜や果物のタネの観察です。
用意するもの
①野さいやくだもの
②おさら(切ったものを入れるため)
③ほうちょうとまないた
(引用元:【自由研究】タネはどこにある?|Hondakids)
実験の方法
- 準備した野菜や果物を観察します。
- 野菜や果物を切って、中を観察します。タネがどこにあるか見つけてみましょう。
実験の応用
- 大きさの違う同じ野菜や果物を準備し、タネの大きさを比べます。
- 季節がかわるとタネがどうなっているか調べてみましょう。
参考
【工作】バランスがたいせつ!「やじろべえ」作り
落ちそうで落ちない、ゆらゆらとした動きがおもしろいやじろべえを手作りします。どのようにバランスを取っているか、調べてみましょう。
用意するもの
①竹ひご(または竹ひごににているもの)
②つまようじ
③ねん土
④ビニールテープ
⑤ペットボトル(やじろべえをのせる台にする)
⑥はっぽうスチロール
⑦はさみ
⑧水性すいせいのサインペン(油性ゆせいペンはつかわない)
⑨カッターナイフとカッターマット
⑩じょうぎ
(引用元:【自由研究】バランスがたいせつ|Honda Kids)
■実験の方法
- ペットボトルの中に水を入れます。ペットボトルのフタの上に、ビニールテープを貼ってすべらないようにします。
- カッターマットの上ではっぽうスチロールを切ります。カッターナイフで、たて4cmよこ4cm高さ5cmの大きさに切ります。
- 2で切ったはっぽうスチロールの下の面に、つまようじの尖った方を差し込みます。
- 竹ひごの真ん中をはかり半分にする。(真ん中に印をつけた後、はさみで軽く傷をつけてからおると簡単です。)半分にした竹ひごを、はっぽうスチロールの左右の面に斜め下を向くように差し込みます。
- うずらたまごくらいの大きさに丸めた粘土2つを、それぞれ竹ひごのはしにつける。
- 5でできあがったやじろべえを、1のペットボトルの台の上にそっとのせる。竹ひごの先につけた粘土の位置を変えながらバランスを調整します。手をはなしてもやじろべえが落ちなければ出来上がりです。
参考
【調べ学習】ごみのゆくえをしらべよう!
毎日家庭からでるゴミは、どこへ行くのか子供に聞かれたことはありませんか?自由研究で、家で出したゴミの行方を調べてみましょう。
■方法
もえるゴミ、びん、缶、ペットボトルなど、インターネットや地域の広報などでゴミの分別の種類を調べます。地域の処理施設がどこにあるかなどについても調べてみましょう。なぜゴミを分別しているのか、ゴミを減らすために自分ができることなどについて考えます。
■まとめ方
分別されているゴミごとに、どこでどのように処理されているかまとめてみましょう。絵を描いたり、写真を貼ったりするとよりわかりやすく仕上がります。感想や自分の意見なども書き入れます。
参考
【テーマNo.125】ゴミのゆくえをしらべよう!|ベネッセ教育情報サイト)