子供はわがままなものというイメージがありますが、聞き分けのいい子供もいます。性格の違いと言ってしまえばそこまでですが、実は子供がわがままになる原因は親にあるともいわれています。子供のわがままに悩むパパ、ママに向けて、子供がわがままになる原因とわがままな子供にさせない対処法をご紹介します。
もくじ
子供がわがままになる4つの原因
子供がわがままになってしまう原因はいくつかありますが、そのほとんどが親にあることが多いです。わが子につい甘くなってしまうのはどこの家庭でもあることです。しかし、そのちょっとした油断が子供をわがままにさせ、振る舞いを悪化させてしまうのです。
親が過干渉している
子供のことを思うあまり、過干渉になってしまう親は少なくありません。自分も同じように育ったからといって、何でも親が決めるので子供はやってもらって当たり前となってしまいます。過保護のまま育つと、取り返しのつかないわがまま癖が染みついてしまいます。
親の関心を引きたい
普段は聞き分けがいいのに突然わがままになる場合、考えられるのは親の気を引きたいということです。たとえわがままによって嫌われても、親が自分に関心を持ってくれるという事実に安心するのでどんどんわがままな態度をとるようになります。
わがままはさまざまなシチュエーションで見られますが、弟や妹が生まれて自分だけが親の愛情を独り占めできなくなったときに、親の注目を取り戻そうとしてわがままを言うことがあります。嫌なことがあって落ち込んでいるとき、慰めてほしいときにも現れやすいです。この場合、子供はとても不安定なのでやみくもに叱らず、なぜわがままを言うのか理由を考えて接することが大切です。
体調が良くない
大人でも疲れがたまっているときや、体調がすぐれないときはいい気分ではありません。子供は大人以上に状況を受け入れるのが不得意ですので、親に甘えたい気持ちがわがままとなって現れることがあります。回復すればわがままを言わなくなりますが、季節の変わり目などは子供が体調を崩しやすいので、そうならないよう健康管理に注意することも大切です。
休み明け
夏休みや冬休みなど、長い休みの間は夜ふかししたり朝寝坊したりと、生活リズムが乱れがちです。また、休みなかには出かけることが多く、疲れがたまりやすいです。学校が始まるまでに生活リズムや体調を元に戻しておかないと、急に変えるのは子供にとって大変なことです。休み明けもわがままには気をつけたい時期です。
子供は1日や2日くらいならと油断して、すぐにダラダラとしてしまうので学校が始まっても生活リズムを戻せません。いざ学校が始まると朝起きられなくなる場合もあります。休みの間はゆっくり寝ていられたのに、「なんで学校に行かないといけないの?」「もっと寝ていたい!」と不機嫌になります。ここで仮病を許してしまうと、さぼり癖がつき何度も繰り返すことになってしまいます。