端午の節句の菖蒲湯の入り方
菖蒲湯の準備方法
基本的な準備は、菖蒲をお風呂に入れるだけ。しかし、少しの工夫でいっそう豊かに香りを楽しむことができます。菖蒲の効果は葉から、健康効果は茎から得られます。
まずは10本知恵度を束ねます。束ねない場合には、排水口などに詰まらないように注意してください。沸かし湯であれば、常温のうちに菖蒲を入れて、高めの温度まで沸かすと香りが増します。給湯式では、浴槽に菖蒲を入れ、42~43度でお湯を入れて、香りを高めてから少し冷まして入りましょう。
大人もうれしい!菖蒲湯の効果効能
菖蒲湯は、次のような効果を持っていると言われています。
- 血行促進
- 保温効果
- 鎮痛作用
- 腰痛
- 神経痛
- アロマテラピー
- リラックス効果
参考
端午の節句の主役「菖蒲湯」|Yomeishu
端午の節句の菖蒲の飾り方は?菖蒲の花や由来、菖蒲湯(風呂)について|清く正しく美しく生きる術
血行を良くして、体を温めてくれるのが菖蒲湯です。菖蒲は、精油を多く含んでいるため、皮膚に浸すだけで血液の巡りが良くなります。菖蒲湯は、漢方の分野で胃薬、鎮痛剤として活用されています。菖蒲の香りから、リラックス効果も得られるようです。
菖蒲湯以外の楽しみ方
菖蒲湯の楽しみ方は、菖蒲湯以外にもあります。
箸置き
細長い葉を丸めたり結んだりすると、素敵な箸置きになります。端午の節句の食卓を、菖蒲の箸置きで飾るといいかもしれません。
菖蒲酒
本格的に作れば、菖蒲の根を刻んで漬け込むお酒になります。強い解毒作用を持つのが特徴。中国では、胃の健康や血行促進、打ち身に聞く薬草として重視されていました。日本酒に葉をひたすだけでも、香りとお酒を楽しめます。
菖蒲枕
寝床や枕の下に菖蒲を敷き、菖蒲の作った枕で眠ります。翌日、菖蒲湯を立て、無病息災を願う風習もあるようです。菖蒲で枕自体を作るのは手間がかかりますが、枕の下に敷くなら簡単にできそうです。
頭に巻く
菖蒲湯に入りながら、頭に菖蒲の葉を巻くと賢くなると言われています。子供が賢く育つことを願って行う習慣のようです。また、頭だけでなく、お腹に巻くと健康効果もあるとされます。まじないのような印象を受けますが、菖蒲の葉を直接に肌に巻き付けると菖蒲成分の効果で血液の循環が良くなるようです。
参考
端午の節句の菖蒲の飾り方は?菖蒲の花や由来、菖蒲湯(風呂)について|清く正しく美しく生きる術