男の子の成長を祝う!端午の節句の由来や祝い方について ( 3 )

鯉のぼり

鯉のぼりは、男児の誕生を神様に伝えて、子供を守ってもらうための目印です。

中国には、「鯉が龍門の滝を登ると竜となって天をかける」という故事があります。これは男の子の成長や出世を願う言葉です。鯉は、池や沼でも生きられる生命力の強い魚。つまり、鯉のぼりは環境に関わらず、立派に成長して、出世できる飾りとも言われています。

日本では、江戸時代の武家に男の子が生まれると、玄関先に馬印や幟を立てて祝いました。そこから、一般へ広まって幟を立て、庶民の間で鯉のぼりを考えられるようになったようです。また、前述のとおり、鯉のぼりの五色の吹き流しは、魔除けの意味を込められた飾りです。矢車も同様の意味を持っています。

冠婚葬祭の「祭」行事とは

端午の節句は、冠婚葬祭の「祭」にあたります。冠婚葬祭の「冠」は、成人式や七五三などの人生の節目。「婚」は結婚、「葬」は葬式のことを指しています。最後の「祭」は、一般的に行われるお祭りではなく、先祖をまつる行事全般です。ただ、先祖だけを祝う対象にするのではなく、親族の集まりを通して絆を深めて一族繁栄へとつなげています。

例えば、法事やお盆、正月、七夕、お彼岸などの一年ごとに訪れる節目の行事。毎年の端午の節句は、「祭」にあたります。赤ちゃんが最初に迎える端午の節句を「初節句(はつぜっく)」と呼びますが、これは「冠」にあたります。

終わりに

中国でのエピソードに加え、日本でも武家社会に影響を受け、時代とともに風習として発展してきました。端午の節句で使う道具や料理は、それぞれ由来や意味を持っています。文化的な背景を理解した上で、端午の節句や初節句をお祝いすると、周りの大人たちのあたたかさが子供へ伝わっていくのではないでしょうか。また、子供へ知識として伝えておくだけでも、将来役立つ教養へつながるかもしれません。

参考

端午の節句と五月人形|一般社団法人日本人形協会
冠婚葬祭の祭りとは何か|冠婚葬祭は予算に応じて調整する
端午の節句の意味と由来とは?なぜ柏餅、粽(ちまき)を食べるの?
端午の節句の由来といわれ|こうげつ人形

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