梅雨の体調不良を改善する方法
体調不良に効く食事をする
下記のような食べ物をと取れば症状の改善が見込めます。
【水毒に】体内の水分を外にだしやすくする食べ物
- 利尿作用がある食べ物
小豆・あさり・パセリ・納豆・ほうれん草・バナナ・アボカド・きゅうりなどのウリ科の野菜・きのこ類・緑茶・コーヒーなど
〇
- 発汗作用がある食べ物
ネギ・シソ・ニンジン・かぼちゃ・ペパーミント・唐辛子・ショウガ・カレー粉などの香辛料体を温め食欲を増進させる効果があります。
- 体内の水のめぐりを良くする食べ物
昆布やわかめなどの海藻類
【水毒に】胃腸の調子を整える食べ物
胃を元気にする食べ物
いんげん豆・ヤマイモ・栗・豆腐などの大豆製品
- 胃を温める食べ物
ショウガ・ニンニク・キムチ
- 湿気を取り除く食べ物
とうもろこし・小豆・はと麦茶
自律神経を整える食べ物
- 副交感神経を優位に保つ食べ物
ごぼう、きのこ類、海藻類、玄米などの食物繊維が多い食べ物
- 腸内環境を整え免疫力を上げる食べ物
味噌、納豆、漬物、ヨーグルト、乳酸菌などの発酵食品
発酵食品は自律神経の乱れにより増えた腸内の悪玉菌を減らし、腸内環境を整えて免疫力を上げる効果があります。
漢方を取り入れる
慢性的に梅雨の体調不良のような症状がある場合は、体に水をためこみやすい体質になっている可能性があります。そのような場合には、体質改善を促す漢方でケアするという方法も効果的です。
水分代謝を整えられるおすすめの漢方は次の3つです。
五苓散(ごれいさん)
全身の水分代謝を良くする効果がある漢方です。
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
上半身に水がたまっている状態のときに効果がある漢方です。
- 効果的な症状
めまい、立ちくらみ、ふらつき、動悸、息切れなどの上半身の症状
防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)
下半身に水がたまる状態のときに効果がある漢方です。
- 効果的な症状
足のむくみ、関節痛、関節の腫れなど、下半身を中心に起こる症状
汗をかきやすい、水太りしやすいといった症状
漢方を利用するときは専門家に相談し、正しく服用しましょう。
入浴などで汗を出す
半身浴、サウナ、岩盤浴などを行い、体の余分な水分を排出しましょう。しっかりと汗を流すことで水分が抜け、体質改善が見込めます。
運動をして筋力を上げる
水分代謝の良い体になるために、運動をして筋力を上げましょう。筋力が上がるとリンパの流れが良くなり、代謝アップが期待できます。
自律神経を整える効果がある軽い運動をする
緩やかな有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミング、ダンスなど、軽めの負荷の運動を15分~30分程度続けることで自律神経の働きが高まります。
リズム運動
踏み台昇降、足踏みなどの一定のリズムをキープして繰り返す運動には、副交感神経を優位に保つ効果があります。1秒に2回のペースで20分以上繰り返し運動すると効果的です。
自律神経を整えるために良質な睡眠をとる
良質な睡眠をとることで自律神経が整います。良質な睡眠を取るためには、睡眠前の入浴やストレッチ、マッサージなどが効果的です。
就寝前の入浴
38~40度の温めのお湯にゆっくり浸かり、体を温めましょう。寝る1時間前にお風呂から出ると睡眠に入るころに体温が下がり、眠りやすくなります。
ストレッチやマッサージでリラックス
就寝前にストレッチやマッサージをするとリラックス効果が上がり、眠りやすくなります。入浴後に行ったり、好きな音楽を聞きながら行ったりするとよりリラックス効果が得られます。
室内に光を取り込み自律神経を整える
梅雨時期は日照時間が少ない暗い日が続くため、自律神経のバランスが崩れやすくなります。自律神経を整える対策として、朝起きたらカーテンを開けて室内に光を取り込みましょう。外が暗い場合は、部屋の電気もつけて光を浴び、体に「朝が来た」ということを認識させましょう。
終わりに
梅雨の体調不良は、長く続きやすく、とてもつらいものです。何となくつらい……といった症状がある場合は、我慢せず適切なケアを行いましょう。ご紹介した方法は、お子さんの体調不良にも効果的です。ぜひ家族で改善方法を試してみてください。
参考
蒸し暑くてだるだる、長雨でうつうつ 梅雨どきの不調は「気象病」のせいかも?!|Yomeishu
頭痛、むくみ、だるさ…” 梅雨になると体調不良の“湿気負け体質”とは?|Kracie
梅雨時になるとカラダがだるい…水がもたらす「水毒」にご注意を!|HOMU ALSOK
梅雨シーズンに陥りがちな体調不良。原因と対策を考えよう|tenki.jp
梅雨の体調管理は食から!|Hisamitsu Plus
梅雨の体調不良に注意!|~自律神経の乱れを抑えて快適な毎日を過ごしましょう~|第一薬品工業株式会社