ハサミの正しい数え方や種類を解説!物の数え方を学べる本もご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

ハサミの種類

ハサミには実にたくさんの種類があります。ここでは代表的なハサミの種類についてご紹介します。

ヘアカットで使われるハサミ

美容師にとってハサミは正に必需品といえます。ほとんどの美容師さんが4、5本のハサミを持ち、用途によって使い分けています。

ベーシック 足部分の両方に刃がついている一般的なハサミ
セニング 片方の刃がクシ状になっているいわゆるスキバサミ
スライド 片方にしか刃がついていないハサミ

参考
自分にピッタリのハサミを見つけるために! まずは「ハサミの種類」を知ろう|美プロ

美容師が使うハサミはインチで大きさを表現しますが、5インチから7インチのハサミを使うことが多いようです。また非常に高額なのも特徴の一つ。高いものになると30万円ほどのものもあります。

華道で使われるハサミ

華道で使われるハサミには2種類あります。

つる手 柄に手の指を通す大きな返しがある。一般的に華道で使われるハサミ。
わらび手 つる手のないもの。左利き用もある。親指と人差し指の根本で軽く挟んで支えながら使う。

参考
いけばな講座(道具について)|うつぎ会

一般的なのはつる手のハサミですが、慣れてくると、わらび手のハサミの方が華道に適しているといわれています。左利きの人は無理をして右利き用のハサミを使うのではなく、左利き用のハサミを使うことがポイントです。

医療で使われるハサミ

医療現場でハサミを使う機会と言えば、やはり手術のときです。医療用のハサミには全部で4種類あります。

クーパー 先端が丸く、刃の幅も太くて厚く、曲がっているハサミ。比較的厚みのあるものや硬いものなどを切るために使われる。
メッツェンバーム 先端が細く薄く、曲がっているハサミ。血管の周りの薄い膜をはがすなどといった繊細な操作に使われる。
メイヨ― メッツェンバームと比べて刃が厚くて大きいタイプのハサミ。厚みのある組織や硬い組織を切るために使われる。
直剪刀 クーパーの先が曲がっていないタイプのハサミ。現場で使用されることは少なく、雑務で使われることが多い。

参考
切るための必需品!メス・はさみの種類(手術用器械シリーズ①)|MEDLEY

この他にも医療用ならではの多様なハサミを使用することも多く、目的や使用する部位などによって、医師は使い分けています。

裁縫で使われるハサミ

ハンドメイドなどの裁縫で使われるハサミには5つの種類があります。裁縫用のハサミも使う材料や目的によって使い分けられています。

裁ちばさみ 布を切るハサミ。メーカーによっては布切はさみ・ラシャ切鋏などと呼ぶ。
糸切はさみ 糸を切るときに使う専用のハサミ。
カットワークはさみ 糸を切る時や小さな布を切る際に便利なサイズのハサミ。編み物や人形作りに便利。
カーブはさみ 刃先がカーブしているハサミ。丸みのあるものが切りやすい。
ピンキングはさみ ギザギザな形に切ることができる専用ハサミ。フェルト手芸やラッピングに便利。

参考
裁縫の基本!裁ちばさみの使い方やおすすめブランド|All About暮らし

園芸で使われるハサミ

園芸で使われるハサミは大きく分けて3種類あります。

剪定ばさみ 刃の形が左右非対称で、厚みがあるハサミ。硬い枝などでも力を入れずに切ることができる。
植木ばさみ 刃の形が左右対称で、ハンドルの部分が滑らかな大きな曲線を描いているハサミ。観葉植物のケアや生け花に使われることも多い。
万能ばさみ 左右対称の形状をしたハサミ。野菜・草花・庭木などオールマイティーに活用できる。

参考
ガーデニング用はさみのおすすめ人気ランキング10選【おしゃれで使いやすい】|mybest

園芸やガーデニングは長時間ハサミを使うことが多いので、たくさんある種類の中から自分の手に合ったハサミを選ぶことがポイントです。

トリミングで使われるハサミ

犬のトリミングで使われるハサミは、基本的に美容師が使うハサミと同様のものが多く見られます。ペット用のハサミも販売されているので、トリマーの人はペットブランドのハサミを使うこともあります。

数え方を学ぶのにオススメの本

物の数え方は本当に複雑で難しいものです。また日常生活であらためて勉強することも少ないもの。そんなときは数え方を学べる本を利用して勉強してみましょう。ここでは3冊の本をご紹介します。

モノの数え方えほん(日本図書センター )

かわいらしいイラストとともに、いろいろな数の数え方を教えてくれる一冊です。

  • 動物の数え方の「基本ルール」
  • 天使と悪魔の数え方のちがい
  • 生きている人と亡くなった人は数え方が違う
  • 中身によって変わる缶詰の数え方

など、テーマだけでも「え?」と思う内容がたくさん詰まっています。子供と一緒に読むのもおすすめ。知らなかったことがたくさんあることに気づかされるはずです。

数え方のえほん(あすなろ書房)

イラストが中心で意外と知らない助数詞や、昔から日本で使われていた数え方や単位について詳しく説明している一冊です。内容が非常に濃く、辞典のようになっています。大人も知らなかったこと、正しい日本語を改めて勉強できる絵本です。数え方の考え方が網羅されているので、家庭に一冊ほしいと思えるような本といえるでしょう。

数え方の辞典(小学館)

ものの名称から数え方が引けるのがこの本の特徴です。全体的に大人っぽい落ち着いたイラストが描かれています。第一章ではものの数え方の具体的な例と数え方のポイントをまとめ、第二章では国語辞典にはない観点で助数詞を解説しています。日本語の数え方の文化の難しさ、おもしろさを存分に味わえる1冊です。