それでもまだできない子供へのアドバイス
コツを教えてあげても感覚がつかめない、なかなか逆上がりができない場合は、次の3つのポイントに注意してアドバイスをしてあげましょう。
棒の高さや持ち方を調整する
逆上がりの練習に最適な鉄棒の高さは、子供の肩ぐらいがベストです。高すぎても低すぎても子供にとってはうまくできない要素の1つになってしまいます。
また持ち方は「順手」をおすすめします。保護者の方の中には「逆手」で逆上がりができるようになった人もいるはずですが、鉄棒運動の正式な握り方は「順手」です。子供がどうしても「逆手」の方が楽だという以外は、「順手」で練習させてあげてください。
助走で勢いをつけ過ぎない
身体を持ち上げて回ろうという意識が強くなると、どうしても助走で勢いをつけすぎてしまうことがありますが、これはNGです。助走で勢いをつけすぎてしまうと、踏み込む力が大きくなってしまい、身体を上に持ち上げるスピードが落ちてしまうからです。
助走は軽いジャンプ程度で十分なので、親が踏み込むタイミングで「ジャンプ」と声掛けをしてあげると良いでしょう。
回転するときは背中あたりを見る
足を振り上げて回ろうとするときのポイントは、背中側の景色を見るようにすることです。背中側の景色を見ようとすることで自然と体が逆さまになるからです。前方を見てしまうと、必要以上に体を曲げなくてはいけなくなってしまうので要注意。
回るタイミングのときに後方から「こっちを見て」と声を掛けたり、腰を支えてあげながら「後ろを見て」と言ってあげるのが効果的です。