毎日悩まない 共働きでも気持ちを楽にする料理作りとは - cocoiro(ココイロ)

Panasonicが実施した「全国の30・40代既婚者に聞く パナソニック家事実態調査」によると、共働きの妻は家事の負担が大きく、最も負担に感じる家事は夕食づくりと後片付けという結果になっています。

また、女性を対象にアンケートしたオイシックス、セールス・オンデマンド、ホワイトプラス3社の共同アンケートでは「もっとも時間のかかる家事」の1位に「誰かに代わってほしい家事」、2位に「食事の支度」がランキングしています。2つの調査結果からも家事の中で料理の占める割合が大きいことが分かります。

「生活の中で大切な部分だからこそ、きちんとしなければ」と思い、逆に日々の負担になってしまっているのです。しかし料理をするということは日本だけでなく世界共通の行為です。世界には共働き率が日本より高い国がたくさんあります。日本では大変と感じている料理作りを、世界の働く夫婦はどのように乗り切っているのでしょうか。日々の生活をより良くするヒントを見てみましょう。

日本人は真面目!日本独特の家庭料理の常識

日本人は家庭で作る料理に関して、どのように思っているのでしょうか。

「きちんと家事をこなす」ことは、すなわち「料理もきちんとやる」であるという気持ちがあるのではないでしょうか。働く夫婦を悩ませる、日本人の考え方を整理してみましょう。

何品も彩りよく作らなければいけないと思っている

無形文化遺産にも登録された和食は、見た目の美しさでまず食べる人に訴えかけるものです。毎日の食事も見た目や彩りを気にして、テーブルいっぱいの食事を用意しなくてはと思っているものです。

昔から言われる「一汁三菜」を実現させようとすれば、必然的に何品もおかずを作らなければなりません。またお弁当も、彩り豊かで、キャラクターなどのかわいいお弁当を作るなど、見た目を重視し手間のかかるものになりがちです。

バランスをとらなければいけないと思っている

メインディッシュに合う付け合わせを考えたり、子供に栄養バランスの良い、多くの食材を食べてもらうように留意するなど気を遣っている人は多いはずです。

全部手作りにすべきと思っている

手作りの料理は、温かみのある手の込んだ家庭の味の料理を再現することができます。日本では「手作り」が愛情のバロメーターのようになっている部分もあるよう。大切な家族のために「作ってあげなくては」という気持ちになってしまいがちのようです。良い父母でいるために手抜きはできないと考えてしまっているのです。