大切な子供のために!共働き夫婦が無理なく貯金する方法とは - cocoiro(ココイロ) - Page 3

子供にお金を残す方法はさまざま!

定期預金などの利用

銀行の口座には普通預金、貯蓄預金、定期預金などさまざまな種類があります。

子供名義で親が開設することも可能です。お金の出し入れや開設が簡単といったメリットがあり、出産祝いやお年玉に向けたお金を貯金するのに便利です。入れたお金は、後ですぐに引き出すものなのか、そうでないのか、どういったお金かを判断し、利用する預金口座を選びましょう。

預金口座は、一定期間利用しないと休眠口座となる可能性もあるため注意が必要です。

金融商品を使った投資

学資保険

その名の通り、子供の教育資金を準備するための貯蓄型の保険です。毎月決まった額の保険料を払いますので長期的な貯蓄をしたい人におすすめ。また、支払ったお金は引き出せないので、毎月決まった額をコツコツ貯金するのが苦手な人にも向いているでしょう。

学資保険は子供の成長に合わせ、お祝い金や満期保険金の形で後からお金を受け取ることができます。学資金を受け取るタイミングを設定できたり、もしもの保障が受けられるといったメリットがあります。

学資保険を選ぶポイントの1つは返戻率(へんれいりつ)です。返戻率とは、満期までに支払った保険料の総額に対して、将来受け取れるお祝い金などの総額の割合を表した数字です。現在はさまざまな保険会社があり返戻率や保障の内容、貯蓄性などは保険会社によって違うため、きちんと比べて選びたいものです。また学資保険は保険ですので、中途解約してしまうと貯蓄性のメリットが失われてしまいます。解約しても解約返戻金は受け取れますが、払い込んだ保険料を下回ることも多く注意が必要です。

NISA

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)は子供の将来に向けた資産形成をサポートする制度で、2016年にスタートしました。日本に居住する0歳~19歳までの未成年者が利用でき、親や祖父母など親権者らが株や投資信託などで管理・運用を行います。

年間の非課税となる投資枠は80万円で非課税期間は最長5年です。20歳を過ぎると自動的にNISA口座が開設されます。注意点はジュニアNISA口座は1人1口座しか開設できず、途中で金融機関の変更はできません。また18歳になるまで基本的に資金の引き出しができない特徴があります。

NISAなどを利用せず自ら株取引を行っている場合もあることでしょう。子供へ株を贈与する場合には、贈与のタイミングや贈与額により手続きの方法や税金の有無が変わってきます。

また株の売買で利益が出た場合には、原則として住民税と所得税が課されますので、子供名義での株取引の場合は、親の税金が上がってしまうことに注意が必要です。

おわりに

さまざまな貯金方法がありますが、進学の資金、将来の結婚資金、習い事のためなど、貯金目的もさまざまです。しかし将来を安心して過ごすための貯金をしすぎてしまい、毎日豊かに生活できなければ意味がありません。「貯金目的」や「貯金の目標額」を明確にすることが大切です。その上で収入支出や生活のバランスを取りながら、夫婦や家族に合った貯金の方法を見つけていきましょう。

参考

「ジュニアNISA」と「学資保険」あなたへのオススメは…?|東証マネ部
子供にかかる費用のすべてを解説します|ベネッセ教育情報サイト
教育資金|子育てとお金の情報サイトSODATTE
共働きのお金管理、この方法なら「円満貯蓄」|NIKKEI STYLE
子ども1人の教育費・養育費、一番安いといくら?最大でいくらかかる?|So-nt

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