共働き夫婦が夕飯のメニューに凝るより大切なこと
共働きの夫婦が夕飯作りに時間をかけすぎ、負担を増やすことは、家庭の円満のためにはあまり望ましくはありません。夕飯作りの負担を減らすために大切なことを整理していきましょう。
時短した分家族と向き合う時間を増やそう
夕飯作りは家族の健康のためにとても大切ではありますが、時間がかかりすぎて家族で向き合う時間が減るのも考えものです。凝った夕飯を作ってキッチンにこもりきりになるのではなく、夫婦で顔を突き合わせてじっくり話す時間を設け、子どもの話をしっかり聞いてあげることも大事です。
子どものためにと背を向けて料理をする母の背中よりも、少し手を抜いた料理を並べても自分の顔を見てくれる母を子どもは求めています。特に共働き夫婦の忙しい平日は、無理をしない夕飯作りを心がけて家族で話ができる時間を確保しましょう。
便利なものを活用する罪悪感を捨てる
レトルト商品を利用したり、ときには総菜を夕飯に出すことに罪悪感を抱く必要はないのです。手作りの夕飯を家族に提供することにこだわりすぎないで、肩の力を抜いて夕飯作りに向き合っていくことが大切です。
自分だけで抱え込まない
共働き夫婦で仕事をしながらの夕飯作りを負担に感じ始めたら、必ずパートナーに相談しましょう。
特に夫は、妻が当然のように家事や料理をしていると当たり前のように感じてしまい気遣いがなかなかできなくなってしまいます。具体的に夕飯作りが負担になっていることをきちんと話合うことで、自分だけが夕飯作りにプレッシャーを感じることもなくなります。
おわりに
共働き家庭にとって夕飯作りは、どうしても負担に感じてしまいがちなものです。夫婦のどちらもが仕事をしている状況の中、うまく夕飯作りを分担していくためには夫婦お互いの気遣いが一番大切です。
夕飯作りがきちんとできていないことを気にするのではなく、楽しい毎日を過ごすことができるよう諦めも肝心です。
夕飯作りが、夫婦円満の橋渡しになるように楽しんで取り組んでいけるようにお互いが心がけていけばうまくいきます。おいしい夕飯を食べて、明日の仕事の活力へとつなげていきましょう。
参考
専業主婦世帯と共働き世帯|独立行政法人 労働政策研究・研究機構
共働き夫婦の家事・育児分担の実態|千葉大学教授 久保桂子
平成28年度社会生活基本調査|総務省統計局
調査報告書 いまどき30代夫の家事参加の実態と意識|旭化成
乳幼児の育児と生活に関する実態調査❘全国私立保育園連盟