はじめての幼稚園での水遊び!準備するもの・注意することをご紹介 - cocoiro(ココイロ) - Page 3

幼稚園の水遊びにおける危険性

幼稚園 水遊び

溺れる可能性

幼稚園の水遊びはとても楽しい活動ですが、溺れて死亡事故につながるケースも少なくありません。文部科学省が2014年に発表した「水泳指導の手引」では、水による心理的作用 について説明しています。

水による心理作用 水泳や水中運動の特徴として、呼吸制限、固定した支持点が無い、視界が奪われる 等のため不安感を強く抱く場合があり、これらの感覚は個人差が大きく、さらに同一 個人・環境条件でも体調等により感じ方や反応が異なります。これらのことから、水 に対する各個人の水泳技能及び心理状態に応じた個別の対応が求められます。

(引用元:水泳指導の手引(三訂版)| 文部科学省

幼稚園では、先生方が指導・管理をしてくれるものですが、保護者も子供たちの健康状態をきめ細く把握し、少しでも異常があれば水遊びを欠席するように先生に連絡しましょう。

循環口への引き込み事故

一般的なプールには水の浄化装置があり、プールの底や壁にある循環口から水を取り入れて、ろ過装置に通してプールへ戻しています。この循環口に体や髪の毛が引き込まれ、溺れてしまう事故が過去に起きています。予防柵が設置されていることも多いですが、家族でプールを利用するときには子供が近づかないよう気をつけましょう。

幼稚園の水遊びで注意する病気

プール熱(咽頭結膜熱)

アデノウイルスというウイルスが媒介する病気で、目と喉が赤くなって熱が出る夏かぜの一種です。咽頭炎、結膜炎、発熱の症状が出ます。遊泳後のうがいや洗顔をしっかりとして予防します。

はやり目(流行性角結膜炎)

アデノウイルスというウイルスが媒介する病気で、結膜だけでなく、眼球の表面を覆う角膜も炎症します。予防法はプール熱と同様です。

みずいぼ(伝染性軟属腫)

半球状で大きさ1~10ミリ程度の白いいぼが体に現れます。ポックスウイルスが媒介する病気で、接触により感染します。タオル類の貸し借りを避け、遊泳後は十分にシャワーを浴びて予防しましょう。