科学の自由研究の種類と実例①「実験型」
科学の自由研究のうち、実験型のおすすめのテーマを3つご紹介します。実験方法の詳細については各テーマに載せた参考リンクをご覧ください。
しょうゆから塩を取り出す実験
日本の食卓に欠かせない調味料「しょうゆ」。旨味と風味のあるしょっぱい調味料ですが、本当に塩が入っているのでしょうか。しょうゆから塩を取り出して調べてみましょう。
また食料品販売店にいくと「こいくち」「うすくち」など、さまざまなしょうゆ製品が売られていますが、それぞれはどのように違うのでしょうか。「塩分」という観点から、しょうゆ商品の違いを調べてみましょう。
参考
しょうゆから塩を取り出そう|ホンダ 研究の検索サイト
しょうゆのJAS規格の解説|一般財団法人日本醤油技術センター
ペットボトルで雲を作る実験
空に浮かびさまざまな形をしている「雲」は、どのようにしてできているのでしょうか。ペットボトルを使って、雲を作ってみましょう。
ペットボトルといっても、中身や使用目的によってさまざまな形があります。ペットボトルの種類を知り、それぞれのペットボトルごとに雲が作れる条件を調べてみましょう。
参考
押すだけで、雲ができたり消えたり(No.251)|サイエンスサイト
カラフル色水の実験
食べ物の色素はアルカリ性や酸性によって変化します。紫色の食物色素であるアントシアニンは、性質を変化させることでどのように色が変化するのか調べてみましょう。
植物の色素には他に、緑色のクロロフィル、黄色のカロテノイド、濃緑のフィコビリンがあります。同じ実験方法で、それぞれの色素の性質による変化を調べてみましょう。
身のまわりの植物色素 – 水に溶ける色素と油に溶ける色素 –|東洋大学入試情報サイト
科学の自由研究の種類と実例②「観察型」
続いて科学の自由研究のうち、観察型のおすすめのテーマを2つご紹介します。実験方法の詳細については各テーマに載せた参考リンクをご覧ください。
ペルセウス座流星群の観察
国立天文台のウェブサイトに、ペルセウス座流星群の詳しい説明が載っています。
三大流星群のひとつで、年間でも常に1・2を争う流星数を誇ります。条件がよい時に熟練した観測者が見ると、1時間あたり80個以上の流星が観測されます。極大の時期がお盆の直前なので、夏休みなどの時期と重なり多くの人が注目しやすい流星群です。
(引用元:ペルセウス座流星群とは|国立天文台)
流星数が増えるのが8月中旬なので、自由研究の観察テーマに最適です。
星空がきれいに見えるのは、街の明かりの影響を受けない、空気のきれいな場所です。都会のネオンの影響を受けない場所へ旅行に行く際は、夜空を見上げてみましょう。
また星座早見盤を旅行のお供に持っていき、住んでいる場所から見える星空と、旅行先での星空の違いを調べてみるのも面白いでしょう。
参考
ペルセウス座流星群の見つけ方|コカねっと 子どもの科学
ペルセウス座流星群とは|国立天文台
ペルセウス座流星群が極大(2019年8月)|国立天文台
綺麗な星空に出会える所・・・|晴レル夜a starry nihgt
煮干しの解剖
海に囲まれた日本において、海産物を長期保存するための伝統的手法が「干物作り」です。干物は保存や調理のしやすさだけではなく、天日に干すことで栄養が凝縮されて独特な旨味がうまれるため、和食の基本である出汁を取るためにも使われます。
干物も代表格として有名なのが「煮干し」です。煮干しはそのまま魚の形が残っている食材なので、自由研究として解剖し魚の作りについて調べてみましょう。
また場所が違えば捕れる魚種が違うのも、干物の面白いところです。各地の干物を調べて、解剖して、最後においしく味わってみましょう。
参考
ぼくが水中で暮らすための調査研究|ホンダ 研究の検索サイト