共働きで疲れた夫婦が離婚や退職をしてしまう前にできること - cocoiro(ココイロ) - Page 2

共働きで共疲れ。疲弊する女性

共働き 疲れた
共働きをすることによって、これまで家事育児を主に担ってきた女性側の負担を減らすべく、夫婦で協議を行って家事育児の負担を振り分けたとしても、結局その多くは妻にかかってくるということが少なくありません。

疲れて悲鳴を上げる女性と、一方でこれまでの生活に加えて家事育児の負担を負うようになった夫側も仕事との両立に徐々に疲れがたまり、イライラして口論になるなどトラブルが生まれてしまいます。

仕事の疲れは平等なのに、家事の負担はなぜ妻ばかり?

イクメンと呼ばれる男性が増えていますが、女性は家事育児をするのが当たり前なのに対し、男性は「協力する」という立場であることにSNSなどで疑問の声が多く挙がっています。SNSが普及したことによって、これまで周りには届かなかった女性たちの心の叫びが「見える化」されるようになってきました。

夫は「精一杯やっているつもり」でも妻からしてみると「足りない(=自分の負担の方が大きい)」と不満を抱くことも多く、認識のギャップが妻のイライラや疲労の原因にもなっています。

妻だけではなく夫も消耗している?

家事育児に参加したいという気持ちはありながら、仕事のために時間的な余裕が取れず、妻のようなレベルで家事育児をこなせない男性たちもまた、日々の労働と生活に疲弊して消耗しています。

子供が小さいうちは子育てに追われて妻は夕食を作るのもままならず、夫が帰ってきても夕食ができていない、夜泣きもあると、子供がいないときにはできていたアイロンがけやクリーニングなどにも手が回らなくなります。仕事の後で疲れて余裕がなくなるとイライラしやすくなります。

それらを「仕方ない」と諦めの気持ちで受け入れても「精神的なゆとりのない生活」は徐々に夫の気持ちも消耗させていきます。

欲しいのは精神的なゆとりと時間的なゆとり

(参照元:家事シェアー「共働き」夫婦は、家事に「共疲れ」している? | 家事シェア | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic

(参照元:30・40代夫婦のライフスタイル調査p.2|panasonic

Panasonicの「30・40代夫婦のライフスタイル調査」でも「時間的」「精神的」ゆとりが欲しいと回答した夫婦は90%以上にのぼり、もっと減らしたいのは片付けや掃除洗濯などの「家事の時間」という結果になりました。

更に、負担に感じている家事については「夕食作り」「アイロンがけ」「後片付け」の順でした。時間的なゆとりを生み出すために欠かせない「家事の効率化」については現代誰もが抱える共通の悩み事となっています。