修学旅行で携帯がバレるとどうなる?
修学旅行で禁止されている携帯の持ち込みが発覚した場合、学校側から何らかのペナルティを与えられることもあります。その結果楽しいはずの修学旅行が台なしになってしまいかねません。
実際にあった処罰について例を挙げていきます。
例1)携帯電話の没収
持ち込み禁止の持ち物が没収されるということは、よくあることです。携帯電話は連絡を取るためのものですので、没収されてしまっては何の役にも立ちません。学校の規則で、携帯電話の没収について期間が2週間など定められている場合は修学旅行が終わっても携帯電話が返ってこない可能性もあります。
例2)自由行動の制限
修学旅行の思い出の目玉であるはずの自由行動が制限されたという体験談もあります。同級生たちが楽しんでいる中での行動の制限は、間違いなく苦い思い出となるでしょう。
規則を破ったことに対するペナルティは、ほとんどの場合学校側に裁量権があります。修学旅行中に処分が終結するのであればまだいい方です。今後の成績の内申点に響いてしまうことも考えられますので、修学旅行とはいえども素行には注意しておいた方がいいでしょう。
修学旅行に携帯を持って行かせたくない時は
修学旅行に限ったことではないですが、禁止されている場所に携帯を持って行かせたくない場合に親はどうすればいいのでしょうか。
4人に1人が子どものスマホ利用に悩んでいる
メディケア生命株式会社の調査によると、中学生の子どもを持つ親の4人に1人は子どものスマートフォン利用に悩みを抱えています。
修学旅行の時ぐらいスマートフォンに縛られず楽しんで学んでほしいと思う親の思いもあるでしょう。持ち込み禁止の場合であれば、その思いはなおさら強くなるのではないでしょうか。
毅然とした態度で対応する
携帯電話の持ち込みが禁止で持って行かせないと決めたのであれば、親は毅然とした態度で対応しましょう。親の方針がブレてしまうと子どもはさらに戸惑います。子どもの気持ちに共感することはとても大切ですが、禁止行為に関しては特に妥協しないようにしておきましょう。
おわりに
近年は小中学生に関してもスマートフォンの普及が急速に進んでいます。文部科学省も携帯電話の取り扱いについての案の見直しを検討しているようです。自然災害など心配事も多く、今後はスマートフォンや携帯の取り扱いについて学校の対応が変わっていく可能性は十分あり得ます。しかし現段階では修学旅行に携帯を持って行けない学校もまだまだ多いようです。
修学旅行などの非日常的な行事であっても、学校の教育活動であることには変わりありません。その時の規則に従い、円滑に行事に参加することが今後の人生の糧になっていくことでしょう。
参考
文部科学省ホームページ|文部科学省
修学旅行上の注意|学校法人南陵学園
公立高校での携帯使用による処罰について|弁護士ドットコム
子育ての悩み|メディケア生命株式会社
小中学校スマホ解禁、大阪で19年度にも|日経新聞
東京都教育相談センターだより|東京都教育相談センター
修学旅行での携帯の隠し場所!持ち物検査でバレない隠し方8パターン|くらしのーと