言ってもできない子供は親のサポートが必要
どれだけ厳しく言ってもできない子供は親がサポートしてあげる必要があります。共働きなどでまとまった時間がとれない場合でも、ちょっとした工夫でコミュニケーションが図れるようになります。
子供が行き詰まったら先へ進むヒントを与える
子供が分からないところは親が一緒に解いてあげるのがスムーズですが、ここで注意しなくてはならないのは、親が代わりにやってしまわないことです。子供の宿題なのに親が済ませてしまっては意味がありません。また、子供が味をしめてしまうと自分から取り組む姿勢が失われてしまいます。
最も簡単な方法は教科書で該当する部分を示してあげることです。多くの学校は教科書の進行具合やレベルに合わせて宿題を出すので、ほとんどの問題はそれで解決します。応用問題で悩んでいる場合も、教科書の基本部分を示し、基本に戻してあげると良いでしょう。それでも分からない場合は先生に質問するように促しましょう。
まとまった時間が多く取れない場合は、分からない問題に付箋を貼ってもらいましょう。できれば教科書のページ番号が書き込める大きさの方が良いでしょう。例えば、自分が寝る前に宿題のチェックをして、子供と一緒にいる時間は自由研究の話をしてあげると効率が良くなります。
ご褒美でモチベーションを上げる
「宿題を全部終えたらテーマパークに行こう」「夏休みに発売されたゲームソフトを1つ買ってあげよう」など、ご褒美を示すとそれに向かって努力するタイプの子供には効果が期待できます。しかし、注意点もあります。
いきなり高価なものを買い与えないことです。ご褒美がないと宿題をやらなくなっては元も子もないので、そこのさじ加減が難しいです。宿題が計画どおりに終わらなかった場合はご褒美をあげないということも徹底しなければなりません。
手を抜いてとりあえず終わらせるという姿勢では宿題の意味はないので、あくまで「頑張ったご褒美」として与えるようにしましょう。
定期的に必ずチェックする
毎日チェックするのが最も効率が良いのですが、毎日そんな時間が取れない場合もありますし、年齢によっては過干渉を嫌がる場合もあるので、1週間に一度など、子供と一緒にチェックする日を決めます。
そして、あまり順調に進んでいなかったら計画表を一緒に確認し、「これを先に片付けた方が良いよ」とアドバイスしてあげると効果的です。
終わりに
夏休みの宿題を期間内に終わらせる方法を紹介しました。自由研究や工作課題など一筋縄ではいかない宿題もあるかと思いますが、何よりも大切にしなければいけないのが子供とのコミュニケーションです。「宿題は子供1人でするもの」と思われますが、低学年の子供であるほど習慣化させることが大事なので積極的に関わっていきましょう。
参考
“夏の宿題地獄”を楽々クリアする「7つの手」|東洋経済オンライン
夏休みの宿題、なぜギリギリになる人が多いの?|NIKKEI STYLE
夏休み宿題が終わらない!早く終わらせる方法!やらない小学生ができる!|子育て19
夏休みの宿題、子供たちにとって必要か?不要か?|財経新聞
元教員が教える、小学校の宿題への保護者NG態度3つ|トウマコの教育ブログ