作文の段落の書き方・変え方について解説!上手な段落構成の作り方 - cocoiro(ココイロ)

作文を書くときにはいくつかの決まったルールがあります。その中でも作文の段落の区切り方は難しく、子どもに質問された時に困ってしまう場合があります。この記事ではそんな作の分のルールの一つである段落の区切り方についてまとめました。作文を書くときのポイントもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

原稿用紙上の段落の書き方

原稿用紙で作文を書くときの段落の区切り方にはポイントがあります。ここでは4つのポイントを押さえておきましょう。

文章の書き出しは1マス空ける

これは原稿用紙を使うときの最も初歩的なルールです。

  • 文章の書き出し
  • 段落を変えたときの最初の1マス

この2つに関しては、必ず最初の1マスを空けて書きましょう。

1つの段落に1つの内容を書く

小学校低学年のうちは、「はじめ」「なか」「おわり」というように最初から段落を分けて文章を考えます。ただし、学年が上がるにつれて段落は自分で区切らなくてはいけなくなります。

1つの段落に1つの内容を書くというルールを覚えておきましょう。

段落というのは,文章の中のまとまった内容のかたまりです。一つの段落には一つの内容を書いていきます。
ですから,段落のかえどころはとても大切です。小学生の作文を見ていると,一つの段落の長さがとても長い,あるいは最初から最後まで一つの段落で書き進めてしまう人がいます。段落が長い文章は,読む人にとって苦痛(くつう)です。読む人が読みやすい文章を書くことが作文ではとても大切です。適度に段落分けがされた作文を目指しましょう。

(引用元: 作文・はじめの一歩!第2回 作文のルールを守ろう~原稿用紙の使い方~|むぎっ子広場 公立中高一貫校専門情報サイト

会話文は行を変えて書く

文章の中に会話文が出てくる場合は以下のルールがあります。

  1. 会話文は「 」(かぎかっこ)を使って書く
  2. 会話文の終わりの【。】とかぎかっこの【」】は同じ1マスに書く
  3. 会話文の書き始めは行を変えて書く


(参照元:ゼロから学ぶ作文の書き方 原稿用紙の使い方|Z会 作文クラブ

特に2のルールは勘違いしているケースが多く、1つの記号で1マスずつ使ってしまいがちですので注意しましょう。

最初は「。」を3つ書いたら区切る

子供にいきなり段落を分けて書こうと言っても、イメージがつかないことがあります。そんなときは、【。】が3つ付いたら段落を区切るというコーチングをしてあげましょう。

段落の字数の平均値は、150字前後です。1文が約50字ですから、3文ぐらいで段落をつけているということになります。そこで、小学4年生の段落指導は、「会話の中の『。』は数えずに、会話以外の『。』が3つ続いたら段落をつける」という指導になります。

(引用元:家庭での作文の教え方7 段落のつけ方|Online作文教室言葉の森