花祭りにお釈迦様の像に甘茶をかけるのはなぜ?由来や理由を解説! - cocoiro(ココイロ) - Page 3

「甘茶かけ」をやっている2019年開催の花祭り

花祭り 甘茶
近年の花祭りはお釈迦様の像に甘茶をかける以外にも、各地でさまざまな形で、願いを込めて開催されています。ここでは子供と参加すると楽しいかもしれない、甘茶かけが実施されている2019年開催の花祭りをいくつかご紹介します。

北御堂「花まつり」(大阪府大阪市)

大阪メトロ御堂筋線の本町駅からすぐのところにある北御堂で開催される花祭りです。甘茶かけはもちろんのこと、お菓子などの配布や屋台コーナー、抽選会、仮面ライダーショーに大道芸など、小さな子供と一緒に行っても飽きずに楽しめるイベントが目白押しです。

2019年は4月6日に行われるようなので、お休みの日に家族で花祭りへ出かけてみるのもいいかもしれません。

北御堂 浄土真宗本願寺派 本願寺津村別院

四谷花まつり(東京都新宿区)

JR中央線四ツ谷駅を下車して徒歩7分のところにある、西念寺から笹寺にかけて行われているのが「四谷花まつり」です。「花まつり稚児行列」と呼ばれるパレードが催されるのが特徴です。稚児のほかボーイスカウトや交通少年団、奉賛会員が西念寺を出発し、笹寺まで練り歩きます。

甘茶かけのほか、お菓子が配られることもあります。2019年は4月4日に開催される予定です。

鶴見区仏教会花まつり(神奈川県横浜市)

JR花月園前駅から徒歩4分の会場で開催されるのが鶴見区仏教会主催の花祭りです。鶴見区仏教会は毎年開催地を変えて行われており、2019年は4月6日に、生麦の慶岸寺で開催されます。

毎年特色のあるイベントを催してくれるのが特徴で、2016年は仙台を中心に活動する三絃小田島流の三味線披露があったり、2019年も大正大学混声合唱団が素敵な歌声を披露してくれる予定になっています。

花まつり・春のイベント2019|公益財団法人全日本仏教会

終わりに

花祭りはお釈迦様の誕生を祝うお祭りではありますが、現代の人の暮らしや楽しみ方に合わせて、甘茶かけ以外にもさまざまなイベントを一緒に開催する、とても楽しいお祭りとなっているようです。春の暖かくなってくる時期に、子供や家族と一緒に出かけてみるのもいいかもしれません。

参考
花祭りと春山入り| 天理大学考古学・民俗学研究室紀要
戦国期常陸国佐竹領の郷村構造と民衆動向 : 殿原・おとな・百姓・家風|茨城大学大学院人文科学研究科
食に携わる集団を対象とした甘茶の知識に関する実態調査|飯田女子短期大学紀要
花まつり・春のイベント2019|公益財団法人全日本仏教会
花祭りでお釈迦様に甘茶をかけるのは何故?由来は?|気になること、知識の泉
四谷花まつり「稚児行列」に170人参加|新宿区
「花祭り」とは?2019年はいつ?お釈迦様の像に甘茶をかける理由とは?|日本文化研究ブログ Japan Culture Lab

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