お金を扱う責任感のある仕事!銀行員になる方法・仕事、適性について - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

一般社団法人全国銀行協会には、2018年10月1日時点で119の正会員銀行、73の準会員銀行が登録されています。200近くの銀行が国内にはあり、企業や個人の投資や消費をサポートしています。お金を扱うため、責任感のともなう銀行員の仕事内容やなる方法、適性についてご紹介します。

参考
全銀協の会員一覧|全国銀行協会

銀行員の仕事内容

総合職と一般職で仕事に違い

銀行の機能は、お金を「預かる(預入)」「貸す(貸付)」「送る(為替)」の3つに大別されます。お金に関わるプロフェッショナルとして業務を行う銀行員は、総合職と一般職の2職種に分けることができます。

一般職は、窓口業務を中心とした業務に携わります。店舗に直接来訪したお客に対して、銀行口座の開設や振込、納税などの手続きを対応します。そのほか、ローンや融資などの相談も行っています。窓口業務がメインなので、基本的にエリア採用で転勤はほぼありません。希望すれば、社内試験を受けて総合職に転向することも可能です。

総合職は、外回りの営業や融資判断といった業務に携わります。法人や各機関への営業活動を行います。転勤は多く、地方勤務になることもあるでしょう。しかし、経験を積めば、支店長を任せてもらうことになり、出世コースに乗れば経営幹部候補を狙えるかもしれません。経営幹部候補を目指すには、十分な経験や知識、ノウハウを身につける必要があるでしょう。

預金業務とは

預金業務とは、個人や法人などのお客から資金を預かり、管理する業務です。預金では、お客が自分の口座からお金の出し入れをすることができます。また、預かったお金から、貸出して運用した収益を利息として支払います。ただし、近年の預金に対する年間の利息は、0.01%代がほとんど。100万円を1年間預けても、利息はわずか10円です。

貸付業務とは

貸付業務では、企業や個人が投資や消費を行うために、その資金繰りを支える役割を果たします。企業はその資金を基に、インフラの刷新、新技術の開発などを行います。個人は新築物件や新車の購入に貸付を受けます。しかし、貸付先(投資先)が破産や倒産をすれば、貸したお金を回収できなくなるかもしれません。そこで、貸付の際には、貸付を希望する企業や個人を返済能力などの観点から審査します。銀行からの審査は厳しい基準になっています。

為替業務

為替業務は送金や振込、代金取立から代金支払や金銭授受を行う業務です。つまり、現金を直接移動させるのではなく、口座同士でお金の移動を行います。個人では、水道光熱費などの公共料金の口座振替などを例に挙げられます。